Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
フルバ再び…そして今度は全編アニメ化って嬉し過ぎますっ…!
この作品の原作は未読ですが、アニメ2001年版は視聴済です。
2001年版では本田透役がほっちゃんで、ほっちゃんの演技に何度も涙腺が崩壊したのを覚えています。
2019年9月時点で2001年版の作品は、あにこれで80.5点で287位にランキングされています。
この時点であにこれには12,267作の作品が登録されているそうなので、十分上位グループの作品と見て良いと思います。
それが、完全新キャスト&スタッフによって18年振りに戻ってきてくれるなんて…
しかも、キャラデザが大幅に刷新されていてめっちゃ綺麗なんですけどっ!
最初にこの情報を知ったのは去年の秋…それから放送の始まる春までは正直長かったです。
でも、ちゃんと戻ってきてくれたのが素直に嬉しい…
高校生の本田透は、唯一の家族だった母おyを無くしてから一人でテント暮らしをしていた。
ところが、テントを張ったその場所は由緒正しい「草摩家」の敷地内だった!
草摩紫呉に家事の腕を買われた透は、学校の王子様的存在の草摩由希、そして由希を敵視する草摩夾と一緒に住むことに。
しかし、透はまだ知らない。
「草摩家」が何百年も前からある呪いに縛られていることを…。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
私が2001年版を完走したのが2013年の3月…今から6年半前になります。
そのため、物語の概要はもちろん覚えていましたが、細かいところは色々忘れていたみたいです。
だから、ほぼ初見として視聴に臨みました。
最初に起用された声優さんについてですが、本田透役は、今でもほっちゃんなら全然問題無くこなしちゃいそうですが、今回は石見舞菜香さんにバトンタッチ…
石見さんの声質も透明感があって心地良い…
うおちゃん役の種崎さん、花ちゃん役のさとさともイメージ通りです。
ですが一番心に響いたのは、透のお母さん…本田今日子役にみゆきちが起用されたことです。
みゆきちの「めげたって、良いんだよ…」の台詞は物語の展開も相まって涙腺があっけなく決壊…
これまで何度も書いていますが、やっぱり声優さんって本当に凄いです…
こうして1st seasonを完走した訳ですが、十数年前に書かれた原作であるにも関わらず、古さは微塵も感じませんでした。
きっと作り手の皆さんが何よりこの作品を愛しているからなんでしょう。
1話1話が物凄く丁寧に作られているのが伝わってくるのが嬉しかったですね。
そして何より本田透の優しさに再び触れる事ができたのが最高に嬉しく思いました。
自分のことより他人を優先する優しい性格…
言うのは簡単ですが、実践して継続するのは付け焼刃じゃ絶対にできません。
この優しさが周りの人の傷付いて凍り付いた心を甘やかに溶かすんです。
そして見ているこっちまで優しさが伝染する…そんな作品だったのではないでしょうか。
どの物語も素敵でしたが、1st seasonで私が特に記憶に鮮明に残った物語は以下の3話です。
記憶に鮮明というより、涙腺崩壊スイッチと言った方が正しいかもですけれど…
第5話「勘違いをしていました」
第17話「うおちゃんの分ですっ!」
第22話「だって嬉しかったのよ」
特に5話Bパートから「おにぎりっ!」までの下りは、今でも思い出しただけで目頭が熱くなります。
オープニングテーマは、Beverlyさんの「Again」と、大塚愛さんの「Chime」
エンディングテーマは、ビッケブランカさんの「Lucky Ending」と、INTERSECTIONさんの「One Step Closer」
昔は大塚愛さんの楽曲が好きで良く聞いていましたが、今回は前期のOPとEDに軍配です。
特にBeverlyさん、歌を初めて聞いたのはフェアリーテイルでしたが抜群に歌が上手いと思います。
2001年版は全26話でしたが、今回は1st seasonが全25話で物語は2nd seasonに続いていきます。
つまり、2001年版よりもっと原作に寄り添って制作されることを意味しているのだと思います。
原作の魅力を余すことなくアニメ化されることを願っています。
2nd seasonの放送を楽しみにしています!