ilohasu さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:----
私はドリ系予備軍
本作を観て念頭に浮かんだのは、精神分析家ラカンと哲学者ジジェクの考えです。
ラカンは人格とは妄想(パラノイア)であると述べました。
つまり私という固有の感覚は思い込みです!イメージ的な幻想ですよ…と。
アンドロイドには人格がないから人間と同じとは言えない? いやいや、ラカンに言わせると人間にはそもそも人格なんてものはありませんよと笑
そしてラカンの考えを受け継いだ哲学者のジジェクは映画ブレードランナーのレプリカント(アンドロイド)に対して、『あいつらは人間だよ。だって言葉を使って自問自答をしてるから内面があるもん。だから人間と同じだって言って良いでしょ。』と
2人の考えに基づくとドリ系と呼ばれる人達や、イブの時間みたいな人とアンドロイドを区別なく接する事は全然アリなんじゃ無いかと思いました。
もし今後、AIが発達してイブの時間に出て来る様なアンドロイドがでてきたら私はドリ系になると思います笑
ただ、現状のAI技術ではまず無理でしょうね。。。