kooodain さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
神と呼ばれた人間兵器が獣に堕ちそれを誓いの元葬送する物語
端的に言うと面白かったです。
しかしながら最近のアニメには珍しくずっと張り詰めた構成の話でした。
ですので少々見続けるのが辛くなってくる面もありました。
ですがそれを上回る設定と物語がありました(おそらくアニメ以降にはもっと)。
ギ神兵(←漢字判らん)と呼ばれる人体改造され獣の能力を発言できる特殊部隊。
その能力はその国に勝利をもたらし神と呼ばれ一時の平和を手に入れた。
しかしながらその能力を使い続けると人の姿に戻れなくなって行く。
そして次第に理性を失った獣へと堕ちていく。
堕ちた獣を特殊部隊の隊長が過去の近いの元人間のまま葬送するという物語。
かなり緊張感と張り詰めた雰囲気があり久しぶりにちょっとした重い作品を見れました。
話の展開的には他の戦争物とそう変わりはしません。
まぁ戦争物の時点で戦争の展開なんて想定できる範囲に収まるのですが…。
ですがギ神兵というスパイスが、設定が話を非常に面白くしています。
あと最終話の隊長が格好良かったです。
そして敵の親玉は最初から見た目だけは格好良かったですww
最終話には気にならない程度の伏線を何個か置いてアニメは終了しました。
ですがまぁ消化不良にはなりませんでした。
そして個人的にはアニメで続きが無いのならまぁ原作を読むほどではないかなと。
一時の娯楽としては至高のアニメと言えました。
▼物語の評価
設定勝ちな所がかなりあると思います。
そして最近としては珍しいずっと張り詰めた展開でした。
それが重く感じて見続けられないパターンも全然あったと思います。
私は気に入り気が乗っていたので最後まで見れましたが……。
原作とかだともっとコミカルに描かれるシーンがあったりするのかもしれませんね。
またこれも最近としては珍しい消化不良にはならない終わり方だと感じました。
あくまで私の感覚ですが。
▼作画の評価
ぱっと目につく程の作画の乱れは無かったように思います。
まぁ兵器等は詳しくないのでその辺りは知りませんが。
最後の隊長の演出はとても素晴らしかったです。
それ以外はまぁ普通のレベルではなかったではないでしょうか。
▼声優の評価
モブキャラの演技があまりに気になるシーンが有ったので残念です。
他の主要キャラの演技は申し分なかったです。
▼音楽の評価
EDは結構いい感じの曲でした。セリフ?が無ければ買っていました。
BGMは何の変哲もない、良く言えば作品には合っているBGMとなっていました。
BGMの方向性自体はクラシックに近く好みではありましたが…。
▼キャラの評価
キャラがとてもいい。
ギ神兵各々の思いや設定。
主人公やそれを取り巻く人物達。
どれもが惹かれる魅力ある設定で存在感のあるキャラでした。