ヘラチオ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これからハッピーになるエンドに思えた自分はやはり若いのか
この作品の終わらせ方が賛否両論?というかハッピーにもビターにも取れるとかいう話を聴いて視聴したわけだが、自分にはハッピーに思えた。若い世代はハッピーだと捉える人が多いらしい。自分の感性は年相応で安心?
歳を取ると登場人物だけの幸せよりも世界の幸せを気にしちゃうからなのか?作中で天気は天の気分と言ってたし、いつか晴れるんじゃないとか思ってしまう。
君の名はより好きかもしれない。精神的には幼いながら東京に出ればどうにかなるみたいな思想にはいらっとするんだけど、青春ってそういうものだよね。
話の内容もそんなに複雑じゃなくて見やすいかなとも思った。{netabare}親を亡くして弟と2人暮らしする天野陽菜と自分の環境が嫌になって飛び出してきた森嶋帆高のボーイミーツガール。正直、弟のませっぷりにずっと驚いてた。{/netabare}
何気に瀧君と三葉ちゃんが出ていたみたいだけど、三葉ちゃんに見ている最中は気づけなかった。残念。{netabare}ジュエリーショップの販売員だったのね。僕の個人的意見だし、滅茶苦茶批判されそうだけど、販売員程度の仕事なら東京に出てまでする必要ないのでは?地方を愛する自分にとっては憧れだけで上京する人少し苦手。こういった方々が東京を支えているだろうけどね。{/netabare}
東京が集中豪雨で沈むということは首都としての機能を失っている可能性高いから首都が移っているかも。非常事態に備えて地方分権を推進してほしいという裏のメッセージがあるという深読みをしてみる。
愛にできることはまだあるかいって結構頭に残るし、新海誠監督は前回で味を占めたのかRADWIMPS起用してるんだろうか。とりあえず、ありがとうございます。
以下あらすじ
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった。