tomledoru さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ぼくと友達になってください。
小6の時の事故がトラウマが原因で,記憶に障害を負ってしまうなんてことが実際あるかどうかは,差し置いて,(究明することに意味がないから)
香織のつらい立場を考えると友達に限定して記憶を失ったため「特にクラスメートを避ける」のは仕方のないことなのだなあと変に納得してしまった。
祐樹の勇気(シャレにならないか)は,大したものだなあと感心させられます。何度でも「友達になってください」と繰り返せるのは本気以上の証拠なのですから。
「前は金曜が不安」から「長谷君は私にとって大切な友達」に変化していく様子は見ていてほんわかしたり,忘れられるとちょっともの悲しくなったりします。
日記や彼と周りの親友の将吾や沙紀の存在が大きいことに感心してしまいます。
九条とのかかわりや記憶がない理由がわかったことよりも,結局は「藤宮さんには悲しい思いをさせたくない」という優しさが香織の心を溶かしていったと思います。