tomledoru さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ポーランド語+英語
漫画全巻読了しました。
少年ジャンプにしては
珍しいラブコメ+ドタバタ作品で,
私の好きなジャンルです。
連載では,物語を新しく
どんどん進められる
ワンピースやドラゴンボールの
足元にも及ばない作品に
ならざるを得ないです。
理由は,魅力あるキャラを
たくさん設定したものの,
話を読者がハラハラドキドキしている間に
決着を付けなければいけないジャンルだからです。
千棘・小咲・万里花・誠士郎
などなどは,「楽」を取り囲んでの
ハーレム状態に近いのですが,
千棘とは仮の恋人,小咲は引っ込み思案で
本心を伝えられない…
万里花は押しまくるも空回りと
女の子側も個性満載でよかったです。
先の三人とも鍵を持っていて,
楽は錠前を持っていていったい
誰とくっつくのだろうかと
中途半端に読者に期待をさせながら,
ストーリーは展開します。
「ザクシャ イン ラブ」
というポーランド語+英語の謎も
アニメではわからずじまいです。
「集」と「るり」は仲たがいしながらも
(集は,結婚退職する先生にぞっこんなのだが)
よいコンビで,二人とも,
楽の周りで起こっていることを冷静に見ていて,
アニメを見ている者の気づきを助けてくれます。
少年誌ということで,
ちょっと暴力的なシーンはあるものの,
下品な描写がないところは好感が持てます。
大筋は正当な心理描写,
つまり登場人物の心の動きで
話が進んでいくのが好感が持てます。
いかんせん,本作アニメでは
「これからが面白い」ところと,
面白い回のOVAのみで終わって
しまって残念です。
「ニセコイ:」はあんまり
あてにならなさそうだから
続きと決着は漫画で。
ということなんでしょうね。
「ニセコイ」という題名が
決着のヒントなのですが…
個人的には,
橘万里花とくっついてほしいですね。
脳天気でひたむきな反面,
繊細なところと病弱な
万里花を応援しています。