tomledoru さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
斬新な表現方法
阿良々木暦・戦場ヶ原ひたぎ・羽川翼・八九寺真宵・神原駿河・千石撫子などなど個性的なキャラで,オムニバスとまではいかないまでも話の展開の早い,コロコロ主題の変わる怪異現象に引き込まれていくのが,妙に不思議な感じです。
その不思議さというのは,文字を羅列した新しいアニメの表現方法にまずあります。びっくりしました。読もうと思うとすごいスピードで変わるので読めません。読めるのもあって意味でもあるのかなと,考え込んでしまいます。
あと小説に忠実なのか,セリフが多いです。あにめの形を借りた小説なのかなあと思うぐらいでした。
まるで禅問答かソクラテスの問答(哲学)をしているかのようで,あんまり考えると頭を悩ませている自分がそこにいます。
とにかく怪奇と不思議が交錯する作品で,異様な感じがします。このシリーズすべてにおいて大なり小なり感じる感覚です。
個人的には,「嫌いです」から始まった阿良々木暦と八九寺真宵のドタバタの絡み合いが好きです。