きつね丸 さんの感想・評価
2.7
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
異世界モノにしてはまあまあな序盤
ここんところ気持ち悪いくらい量産されてる
「異世界に転生したやで!そんでパラメータがチートで無双しまくってハーレムや!」
みたいなのに比べると、主人公に対する序盤の冷遇さは逆に新鮮ではあった。
ある種のアンチテーゼ?
まあざっくりいうと、主人公は「槍剣弓盾」の四職のうち、攻撃性能のまるでない自他ともに認めるハズレ役職の盾を掴まされて四苦八苦しながら冒険する話。
序盤は支度金はパクられるわ、性犯罪者の濡れ衣を着せられて抹殺されそうになるわで、主人公の扱いの酷さから悲壮感が全面に出ていた。
まあ色々言いたいことはあるが、ナフタリアだか、そんな名前の女奴隷が育った辺りがピークだったんじゃないかな。
序盤はまあマシだった。
でもなぁ、後半に行くにつれて、だんだんこの作品に対して腹立たしくなってくる。
何故か。
結局、この作品も行き着く所は異世界転生モノ特有の
「ライバル勢はアホで無能でお笑い担当化!」
みたいなノリと
「急な主人公のチートスキル発動」
に行き着くところ。
いわゆる“主人公最弱詐欺”が後半になって急に発動するんですよね。
だいたい、主人公と一緒に来た槍弓剣の勇者があまりに雑で酷すぎるんですよ。
主人公以外の三人のキャラクター達の存在意義が余りに無さすぎる。
ソシャゲに例えると
「当たり装備を引いたけど、プレイヤーがドヘタなお荷物。チュートリアルステージでは無双してたけど、高レベルクエストが来た途端に寄生プレイ」
みたいな感じで、後半も人間ドラマとしても全くロマンがなかった。
そのノリが始まった辺りで、もういいわと視聴切りました。