テナ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
遂に完結
この作品、劇場版が私の住む地域では映画来なくて中々見えずでしたw
今回は全編の続きから原作ラストまでとの事ですが…
安定の面白さでした^ ^
少尉を探すために動き出す紅緒でしたが、そんなある日紅緒の前に少佐らしき人が現れ……
今回は3角関係?的な感じでいいのかな?
少し切なくなるストーリーでした。
自分の命を救ってくれた人の為に自分の気持ちを押し殺してでも演じる少尉…
好きな人がいるのも承知している…それでも大切にしてくれる編集長
周りを見て…編集長や少尉の気持ちを考えて悩む…答えを出す紅緒…
今回の恋愛感には切なくなる場面が多かったです。
そして、最後の関東大地震…前編もそうでしたが、この作品のリアルな所の一つは現実で起きた事をしっかり再現されてる部分ですね。
地震はどの時代でも怖いもので例え小さくても大きくても関係なく、怖く侮ってはいけないものです。
作中のキャラ達も恐怖を感じ命の危機を感じる描写があります…
だから、こそ2人は自分の本当の気持ちに気付けたのだと……いゃ、気付いていたけど正直になれたのだと思います^ ^
勿論、紅緒からすれば編集長への気持ちも嘘ではありません…ですが、自分の気持ちに正直なってしまった…そんな気持ちで編集長と一緒になっても裏切った様な気持ちになる…編集長の気持ちを誠意を無駄にしてしまう…だから、多分少尉を選んだのかな?と思いました。
このあたりは、人それぞれ感じ方は全然違うと思います。
ただ、後編で一番カッコ良かったのは編集長だと思います。
本当に好きな人を…二度とその人以上に好きになれる人が現れないかもしれない…それでも、その人が大好きだから!
その人がどれだけ好きな人を大切に探して来たか思って来たかを知ってる!だって自分も大好きな人の事をそれ以上に大切に思うからこそ解る気持ち。
だから絶対に幸せになって貰いたい。
編集長みたいに本当に好きな人を手放すのは勇気の必要な事です。
それが出来る人は中々居ないと思うんです…ましてや結婚式も始まっている最中…例え地震に阻まれても…自分と結婚する人を…誰かの元に送り出すなんて…だから、編集長が一番カッコ良かったですし、少尉は紅緒を絶対に幸せにしなければいけません。
色々と考えさられる作品であり、この作品の人気がよく解った気がします^ ^
最後の捉え方も人により変わるし見せ方も面白いです(´艸`)*