ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
愚者 は「神」をつくり「神」は 愚者 を '神' と呼んだ
視聴理由 とくになし
序盤 これまた挑戦的なタイトル
中盤 これ比喩っぽいな
終盤 設定をテキトーだなこれまた
この話は謎の生命体に干渉された日本人の話
まぁテーマとしては結構面白いです。いわゆる「宇宙人」が地球に宇宙文明をもたらそうとしてるのですから、宇宙側だけではなく地球側も対立することになるでしょう。と思ったのですがね。まぁ宇宙人なんでもありでした。そしてツッコミどころも沢山ありました。
主人公は交渉のプロという設定です。しかしこの宇宙人がなんのため、それをしてどういう得をするのかをテキトーに流して物語を進めてしまうのは些か人間としておかしいような気がしますね。まぁ終盤で話されるんですが。
他にも色々ツッコミどころがありますよ(ネタバレ){netabare} あのワムとかいう電力装置が普及されてから3ヶ月が立ってるはず。3ヶ月もあれば大企業などは主軸としてるでしょう。それがある日急に使えなくなった。宇宙人とも連絡が取れない。となると一般の方や海外の人々はどうなるのでしょう。それがかる~く「ワムは使えなくなった」だけってwあとあんだけの強さを持った少女が行方知らずって無責任にもほどがある {/netabare}
まだまだありますがそうずっとツッコミを入れるわけにもいかないので次の機会に。
皆様が言っているのは急展開超展開。序盤の掴みのための展開は「まぁ...物語の可能性としては?」みたいな感想なのですが後半(というよりは終盤)の展開は「やばいw話数足りないから急ピッチで進ませるか」みたいな制作側の思考が見えました。本当に何も考えてなかったのでしょうか...もしくは途中で脚本変更とか?まさか...ね?途中から急に路線変更でかなり悪化は...ないでしょきっと。たぶん。
とにかくそんな急超展開を繰り広げられるとやはり矛盾点や疑問点がわんさか出てきます。それについては先ほどの通り。
先程も言いましたがテーマは悪くないと思います。作中「お前の正解とは何だ」と主人公が尋ねるシーンがありました。誰しも正解を知っているではありません。しかし正解を最善の策と捉えるならそれは間違いかも知れません。正解とは誰もが納得し同じ結論に行き着く究極の解答です。だけども、最善の策は誰かが苦しむことによって生まれます。では、私たちは何を信じればいいのでしょうか。きっと私たちは間違いを進むしかないんだと思います。間違いを間違いだと認識しながらも進むしか私たちは生きられないのでしょう。登場キャラもそれが間違った道だと分かりながらも進んできました。愚者は「神」をつくり、「神」は愚者を'神'と呼びました。人は正解を'神'に求めましたが、所詮は愚者です。なので幻想を壊し、間違いを進む必要があったわけです。
と、なんか哲学的な事を語ってしまいましたがおかげで正解について少しだけ考えることが出来ました。良いテーマですね
そしてこれは壮大な例えなのでは、とも思いました。「急に日常が一気に変わるような道具を見知らぬ人が持ってきた」日本の歴史などでいえば火縄銃とかです。あれによって戦場の方法も変わり、兵士の毎日も変わっていきました。海外でもきっと同じような事が数多くあるのでしょうが生憎歴史(世界史)は苦手なのでノーコメントで。そしてこれからの私達も同じ可能性を秘めています。天才が人生をかけて作った物に私達の日常が目まぐるしく変化していきます。今までもこれからも。
ということで内容は正直どーでもいいですwどういうオチだとかは気にしなくていいです。しかし何か得られるものがあるかも知れません。
話は変わって…
作画は普通ですが重要キャラは使い回しのためか3DCGです。重要か重要じゃないか一目瞭然ですね。全体的に3DCGが多い印象でした
opは数々の賞をとってきた岩代太郎さん作曲で沙羅花ちゃんを演じるMAOさん歌唱の「旅詩」
edは同じく岩代太郎さん作曲でHARUCAさん歌唱の「永遠のこたえ」
微妙かな
なんか対して良い話でもないのに結構長い文章書いちゃった
語彙力ないなぁ私
総評 テーマとしては面白そうだが詰めが甘いのでオススメはしません。しかし、何か考えさせられるものがあるかもしれません