tomledoru さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
中学生主人公アニメとしては秀逸
まずは,
かをり,と有馬の出会いのシーンが好きです。
ラピュタのハトを扱う曲を公園のコンクリートの山で
鍵盤ハーモニカで吹く姿が好きです。
出会いが最高でしたね。
かをりが,コンクールで,
リサイタル風にバイオリンを弾くのが好きです。
まるで,というか,
もう自分の命は長くはないから,
好きなように生きてやる
という気概が見えます。
かをりが,命を削ってまで有馬をそれとなく,
あるいは大胆に支えて
立ち直らせていく姿がが好きです。
かをりが,偽りの好きな人まで作って,
カモフラージュする姿が好きです。
実写映画化で高校生に設定し直したのは
余談ですが失敗です。そこまでトラウマを
引きずる前に完全にあきらめてしまうでしょう
アニメで14歳で描いたから,
小5の有馬の(母親との)トラウマが
ストーリーで生きたのです。
泣いて泣いて泣ける話の展開,
すべてが明らかになる
最後の回が大好きです。
その後,有馬公生が立ち直ることを
願わずにはいられませんし,
作者の意図は,
短い生涯でもできる限りそれを享受して
自分の意志を納得して貫いて力尽きていく
そういう生き方の素晴らしさを味わってほしい。
という意味では,ハッピーエンド
なんだろうなということも
最近思うようになりました。