まにわに さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
ひと山越えた
まず、セリフで状況を作っているのが気に食わない。
言葉だけだと後で意味を変えられるし、解釈の問題にできる。キャラを表すようなセリフが多く、ヘタなことを言って状況を決定づけるのを避けるためであろうが、それゆえすべての場面が軽い。
前提なしで世界を始め、主人公に目的を持たせなかったのも軽さの要因。
2話: {netabare}名前の件で距離感をとって、引きの再登場という構成。同じ扉を開けるでも、結果だけを変える。直前のフェルトとの格闘で力ずくが通じないのを示して緊張感を高める。チンビラ4回でしつこくして、一番助けに来そうな騎士の確率を下げる。ちょうどよい3択。ただ、チンピラ4回はしつこい。{/netabare}
以前見た時は、セーブポイントを勘違いしたこともあり、5話が限界だった。
4話: {netabare}これを見ると、マナを吸われたのがセーブポイントなのがわかる。つまりクリア条件があるわけではなく、強いて言えば生き残るのが目的。目的がないまま話が進むのも覚悟して山を越える。
眠っている間に夢を見たことにして、目覚めた時のリアクションに変化をつけている。{/netabare}
7話: {netabare}新設定と新情報。何を言ってはいけないかすらわからない禁則は、設け方としては最悪の部類。
初見では…
3話分の12日間の後に恐怖を植えつけられて大好きはありえない。つまり嘘を本当にするために自死を決断する、そのために多くのことを曖昧にした話…という見立て。
登場人物が限られた一見すると内部犯で、影も形もない外部犯というのは身内を疑いたくないとか言い出すと思っていた。
殺そうとしてた方が死んで、標的が生きているだけの冤罪で、孤立無援だが決定的なことは言わせないための揉め方と見たが、9話によると、{netabare}犬に噛まれて死んであの揉め方、で納得できるのか?{/netabare}{/netabare}
9話: {netabare}その都度情報を追加して話を作り始めた。つまり、これはタイムリープではなく、同じキャラで前提なくある種の状況をいろいろ作るパラレルワールドの話になる。
状況を変えて主人公の対応の違いを見る話であり、他は変わっても主人公が変わらないので、主人公ウザいで視聴断念は真っ当な見方といえる。
私の場合は、セリフに重みがない、または重みを持つまで待たねばならないのがつらく、ウザいと感じたのは主人公に限らなかった。
前提なしにこの話のエピソードを喜ぶのは小中学生くらいという意見には同意する。
高評価の理由を確認するには至らなかったが、「青春ブタ野郎」もそうだが、セリフの多さを苦にしない人が多いからこの評価なのだろう、と納得して視聴を終える。{/netabare}