退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
お年を召された方には刺さるかも
今までなんとなくスルーしていて何の前情報もなしに鑑賞しました
昭和38年横浜の設定らしく古い日本映画を観ている気分になりました
昔はこういう青春映画がたくさんあったような気がします
(実際はそういう映画は殆ど観ていないのですが雰囲気でなんとなく)
最初の三十分くらいはただの日常が描かれていますが
主人公の海と風間が出会い
そこから二人が惹かれ合う描写はとても自然で「へえー」
と思っていたんですがジブリらしくない(?)
二人の関係がまさかの展開になります
(こういうことは当時は珍しくなかったんでしょうね)
{netabare}まあその後問題ないことになるんですが{/netabare}
カルチェラタンのところなど
「ああなんか昭和っぽいなー」と観ていました
自分はずっと海の心情の変化に注目していましたが
挿入歌の使い方がこれまた巧く盛り上げてくれます
特に起伏に富んだ内容ではなかったように思いますし
ラストはやや物足りなかったように感じましたが
余韻の残し方は巧いなあと思いました
たまにはこういうのもいいなと思わせてくれる清涼感のある作品でした