退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
印象的なラストシーン
あのバス事故で死んだはずの少女は生きていた。
一期のヒロイン、サラ・シンクレアに代わり、ラストで登場(死亡?)した
ティナ・ハーストを巡ってこの物語は始まる。
{netabare}
マスク研究員の一人ウィリアム・ハーストの一人娘ティナ・ハースト。そし
て彼女もまた『マスク』を持つ存在だった。
研究事故で死亡した母ジュリア・ハーストが胎内に宿していたティナは奇跡
的に救い出され生存していた。何者かによって完全体である『マスク』を手
にした存在として。
祖父である第一研究者ゲイリー・エバンスによって開発された完全体の『マ
スク』。驚異的な治癒力を持ち、副作用(急激な老化現象によって死に至
る)の無いその『マスク』を持つティナ・ハースト。
研究材料として彼女の略奪を企むマスク研究の同僚ジェフリー・コナーを始
めとするライブ社の面々。その陰謀を阻止せんと立ち向かうSSCジェームズ・
ブラッド達。
もう一人の研究者アンナ・ワインハウスとティナの祖父ゲイリー・エバンス
の協力を得ながら、彼らとの激しい闘争の末、ジェームズは無事にティナの
奪われた『マスク』の奪回に成功する。自身の身体を犠牲にして。
しかし彼女は受け取った『マスク』を自身には使わず、倒れたジェームズを
助ける為に使用してしまう。
その後、ジェームズと共に実験炉に飛び込んだはずのゲイリー・エバンスが
二人の元に現れ、「世界を欺いてまでも、お前を助けたかった」と言い残
し、もう一枚の『マスク』を彼女の顔に伏せ、その場で息絶える。
いつしか街角で出逢った二人。ティナは直ぐに彼に気付くが、マスクによっ
て容姿が変わってしまった彼女にジェームズは気付くことなく、笑顔を見せ
その場を立ち去ってしまう。{/netabare}
一切作風を変えることなく、一期の延長線上にある筋が通ったストーリー。
ラストの二人の再会と気付かぬ別れはとても切なく、そして印象的です。
一期二期と通して、結果視聴して良かったと思えた作品。
幾つかの謎も残された為、その後があるのか非常に気になりますが、果たし
てどうなるのか。個人的には次期を切望します。