(*´ω`*) さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人類の歴史 早送り
文明を失ってからのリスタート
wikipediaみたいな知識の塊の主人公が文明を再生していきます。
人類がどのように現在の文明を築き上げてきたか
知ることの出来る作品です。
教育テレビで子供に見せてもいいんじゃないでしょうか?
綿密に調べられ、丁寧に作られている事がとてもよく分かります。
{netabare}序盤の展開までは理解出来ていたのですが、抗生物質の製造は全く理解出来ませんでした。
ここまで複雑な合成で製造された薬品が細菌に効果があると、
どうやって気付いたのでしょうね。
化学でモノを作り出す人というのは素晴らしいですね。
工学専門の私とは全く別の存在だと思いました。{/netabare}
個人的にですが、デメリットも多いでしょうが物々交換で成り立つような
自給自足の生活も楽しそうだと思います。
AIによるブレイクスルーで今後は更に合理化が進み、格差社会も加速するでしょうし。科学万歳の時代では無くなっているような気がします。
ついでですが、この作品が気に入った人は、
マット・デイモン主演の映画「オデッセイ(火星人)」をお勧めしたいです。
■雑記
とある方と、この作品の事について揉めました。
ブロックされたので、経緯をまとめることにしました。
{netabare}
■おおまかな流れ
{netabare}放送中、レビューにて私は現実的には難しいものが2つある事を書きました。
・序盤から出る木の板はおかしい(鉄の鋸が必要)
・レンズの研磨(鏡面加工)はコランダムでは不可能
そしてレビューに対し、彼からメッセージが届きました。
彼「量子力学の拡大解釈みたいなアニメに飽きている。
レビューを読んだが木の板もレンズ作成も可能。」
→私「難しい。(実例等を出した上)史実がそれを証明している」
→彼「レンズは泥、植物で研磨できる。鋸は石で可能。千空の知識なら可能」
植物でガラスを研磨するというのは不可能です。(モース硬度)
何よりも「主人公補正でなんとかなる」というのは、議論の放棄です。
真面目に答えたのが馬鹿馬鹿しくなる発言でした。
あることをきっかけに再度議論がメールで繰り返されました。
最後のメールは「量子力学によりガラスの研磨は綿毛で可能」という
メールを最後にアクセスブロックされていました。
最初に「量子力学のご都合に頼る微妙な作品」を批判しておきながら、
最後に「量子力学により研磨が可能」というご都合発言が出るとは思っても居ませんでした。
彼はある集まりの幹事をやっているようなので、
私はその輪にはもう入れないと思います。
経緯の説明も兼ね、記載させて頂きます。{/netabare}
■やり取り詳細(メッセージにて)
{netabare}彼【2019/09/30 07:29:40】
初めまして。Dr.STONEレビューにサンキューとメッセどうもでした。最近のSFアニメと言えば、量子力学の拡大解釈みたいなのが定番で飽き飽きしてたので、本作のアニメ化は嬉しい限りでした^^;
余談ですが、砥石は現代でも合成より天然モノの方が高性能で、鋸は最古のもので石鋸なんてのがあります。釈然としないものが一つでも消えます様に。よい一日を!
私【2019/09/30 22:38:41】
メッセ頂きありがとうございます。私の稚拙な知識で話すのもお恥ずかしいのですが、コランダムのみでレンズの研磨は不可能と考えております。粒砥での仕上げを割愛するとしても、適度な粗さや砥面が必要ですが、条件を満たすコランダムを見つけ出すのは作中のスーパー青カビと同レベルの話かと思います。コランダムを用いてレンズ研磨用の砥石、粒砥を作り出す必要があると思います。
石鋸の件ですが、縄文時代後期に鉄器が作り出され、後に弥生時代の建築群が生み出されています。鉄の無かった時代に切り出した板を用いた遺跡を私は知りません。私が無知なだけかもしれないのですが。
彼【2019/10/01 07:11:10】
めっせどうもです。レンズの仕上げまでの過程は演出的に端折っているんでしょうね。コランダムで荒削りして、適当な石や砂、泥、植物などで仕上げたと想像してます。
石鋸については、確かにきっちりとした製材には使えないかもですね^^;千空が初期に建てた家は、細い丸太と木の弦、皮を編んだり重ねたりして出来ている様に見えます。(SASの指南書に載ってそうな。)
千空程の知識があれば石器でもそこそこのものは作れるんじゃないかと思ってます。体力的にどこまで出来るか分かりませんが…。村に関しては後の展開で知識の出所が分かるんでお楽しみに。
レンズもそうですが、発明は技術的問題よりも知識がネックになる事が多いので、不可能でない事は可能という、ややゆるい視点でアニメ楽しんでます。ストレートなツッコミ嬉しかったです^^よい一日を!
【再度議論繰り返し】
長いので省略。最後のメールが届き、ブロックされました。
こちらから反論する方法すらなくなったので、最後のメールを転載します。
彼【2019年12月30日 07時51分】
・技術的に可能
・千空の知識なら可能
・史実に限らずブレイクスルーが起きる事で可能
・私にも出来る簡単な方法
まとめると、技術的なブレイクスルーを起こす事が可能な千空(ほどの知識は無いわたし)でも可能。一貫性のある意見を述べたつもりです。正直どこに主張のブレがあるのかさっぱり分かりません(笑)
それと丸太が切れれば表面を削る事で板にできます。
作業時間は先にも言いましたが素材と道具によります。漫画やアニメには演出はつきものなので、厳密な事については原作の方でも詳細情報はありませんしわたしが答えようがありません。いずれ設定資料集的なものが発売されればそこで何かしら語られるかも知れませんが。
最初の問答でも言いましたように、わたしは最初から、不可能ではない事は可能という視点でこの作品を楽しんでいます。
レンズの研磨につきましては、草(植物と書いた様な)を用いるのは言葉足らずだったかも知れませんが、綿毛の様な植物を指します。綿花が見つかれば最適と思われます。金属やガラス表面の最終仕上げにあたるバフがけという作業です。
量子力学的な観点からすると柔らかいものでも硬い物を削れる「可能性」が生じます。ガラス表面の突出した部分の熱量が摩擦によって高まれば原子や分子のポテンシャルエネルギーが高まりその結合は壊れます。綿毛な様なものでも鉄やガラスを削り落とす事が出来るのです。(以上メール)
{/netabare}{/netabare}