buon さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
拙者もどきどきしたでゴザルのまげまげ
熱かった、色々熱かったでござる。
いいスポ根ゆるい様なガチの様なユリ作品だった。
主人公が良かった。
特化系主人公、
それ以外はてんでダメ、内気、転校生、あとかわええ。
「それ」は今回は卓球。
登場人物の名前が心と体と戦闘スタイルを表す系なのだが、
なんかセンスがええ。
カッコイイとかじゃなくて、なんかええ。
髪型とかトレードマークとか、
なんかええ。
主人公が入ることになる部活のメンバーは、
パワー、速攻、知能、ドライブ…など、
分かりやすいキャラ付け。
そして欠点のおまけ付き。
そして主人公は情熱ストレート系、
なだけではない。
万能型とは違うと思う。
やはり、この作品のいいところは、
主人公が楽しそうに卓球するところ、
それに感化されて楽しそうに卓球をするところ。
何か作者か制作陣の性癖を感じなくもないが、
私も何かを感じて喜んだりもしないこともないこともないのだが、
スポーツを楽しむ姿って気持ちいいね!
みんなスポーツを楽しめばいいのに。
ボクシングで殴り合いながら笑顔になるとか、
柔道の締め技で心も体もドキドキするとか、
スキージャンプでついバンザイするとか、
マラソンで追い抜かれるときにバトンタッチがわりにハイタッチするとか、
そういうのは違うと思うんだ!?
普通に、というよりも、
競技の枠内でルールに則ってプレイしながら、
気持ちよく感情表現をするっていいんじゃないかな。
負けそうになって苦悶の表情を浮かべるとか、
痛みに耐えきれずけど試合を続行したいから歯を食いしばりながら血の涙を流すとか、
トリプルスコアを取られて笑顔になるとか、
そういうのも違うと思うんだ!?!?
勝負の疲労と苦痛を味合う一方、
ギリギリのせめぎ合いに体が重くなりながらも、
勝利への活路を見出そうともがき、
負けそうになりながらも、
可能性を探り、挑戦を続け、前を上を向いて挑む、
そこに喜びを感じてしまう、
その戦いを、その瞬間を嬉しく思ってしまう、
感動してしまう、
感情が幸せで溢れてしまう、
そんなスポーツっていいな。
そんな人生っていいな。
まだ続きはあるようだね、
アニメの方はまだ余力を残して終わっているし、
みんながどう成長して、未知の強者がどんなでどう戦うのか、
気になるような素晴らしい作品だった。