oneandonly さんの感想・評価
2.7
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
キャラ設定の薄いファンタジー
世界観:4
ストーリー:5
リアリティ:4
キャラクター:3
情感:4
合計:20
<あらすじ>
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?
脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。
「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。 全部薙ぎ倒して世界を越えよう」
奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、開幕!
(公式サイトより抜粋)
興味を持っている異世界ジャンルで、あにこれトップページの翌季の上位に挙がっていたので録画予約しておいたのが視聴経緯です。
結論から言いますと、4話で視聴断念となってしまいました。
その理由についてメモ程度に記録しておきます(辛口コメントになりますので、否定意見を見たくない方はスルーでお願いします)。
{netabare}主人公のハジメは錬成師という職業で、仲間たちとダンジョンに潜り、ベヒモスに苦戦・敗走する中、錬成師の能力で足止めを引き受けたところ仲間からの攻撃魔法を受けて(事故のようにも見えますが、主人公は裏切りと捉えています)低層に落下、モンスターに左腕を食いちぎられつつも、回復の泉のある場所に逃げ込み、一命を取り留めます。
ここまでは悪くなかったのですが、その後、魔物の肉を食べることでレベルアップし、どんどん無双化していく展開(タイトルの職業はほとんど関係なくね?)が転スラを想起させ、レベル等の表示は盾の勇者を想起させ、髪の色が白くなるのは東京喰種を想起させ、仲間になる吸血幼女はノゲノラの白を想起させ、ありふれた職業ではなく、ありふれた物語に思えてきました。
納得できなかったのは、モンスターに完全にビビっていたハジメが豪胆に豹変するところ。人間の性格はそんなに簡単に変わらないと思うので、たとえレベルアップで能力が上がったとしても急激すぎです。
戦闘も冒頭以外は主人公最強感が既に強く、白熱しません。転生物であれば、前世の記憶や物語と絡めたりして、シリアスな展開も期待できるのですが、単なるファンタジーのようであり(調べたところ、転送物だった模様。その設定もここまで活かせていない)、目的が不明なまま進んでいくので見通しがつきません。
なぜか、仲間の女性キャラが主人公を心配していて(完全に好きな様子)、薄い設定と思ってしまったのも残念でした。{/netabare}
異世界物は興味を持っていますが、自分の好きなタイプの世界観ではなく、粗探しの視聴になりそうなので撤退を決断。
時間も限られるので、当面、異世界物も評価を待ってから視聴するようにします。
以上、厳しいコメントもしましたが、転スラがOKな方は楽しめるかもしれませんので付言します。
(参考評価:3~4話2.7断念)
(視聴2019.7~8)