「競女!!!!!!!!(TVアニメ動画)」

総合得点
69.5
感想・評価
434
棚に入れた
1946
ランキング
1800
★★★★☆ 3.5 (434)
物語
3.4
作画
3.5
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.7

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ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

学生時代の「バカ駄弁り」のノリ

原作知らず。
エクスクラメーションマークが8個なのは、なんかの意味があるのでしょうか。
よく見る海外の反応Reactorの一覧にあったので、何の気なしに視聴。
おいおいReactorさん、これでよかったのかい?


振り切ったおバカアニメを欲するなら、一考の価値ありです。
水着で勝負、水着破れやポロリめいたものもあるにはあるのですが。。。
はっきり言ってエロくない。いやらしさやエロティシズムを「バカ」が凌駕します。

新たな公営競技として設立された「競女」。胸と尻のみを用いて相手を水に浮かぶステージから押し出すか転かす(足裏以外がステージに触れると負け)かすることで競う競技。まあ、胸もありの尻相撲ですね。主人公が養成所(公営競技なので養成所がある)に入り、試練を乗り越えながら出所するまでを描いています。

全体としては成長譚であり、競技を通した友情ものであり、競技とその中で繰り出される技を除けば至極まっとうなスポ根ものでもあります。うっかり手に汗握ることも十分にあり得ます。

人間関係や、登場人物の配置、主人公の性格付けや成長がどことなく競艇漫画の「モンキーターン」に通じる感じをうけました。作中では競女競技における勝負を「レース」と呼称していたが、「コンペ(コンペティション)」ではダメだったのかな。他の公営競技が全部レースだから、そこだけ合わせたのでしょうか。これには違和感を感じ続けました。


なんというか・・・作中の競技やそこで繰り出されるお馬鹿な技の数々は、学生時代を思い出させてくれました。なんとはなしに最寄りのファーストフード店に集まり、どうでもいいことをただ駄弁っていた時間。全力で発想と妄想を展開して、どうでもいいことを元手に如何に面白いことを考え出すか、如何に面白くしていくかに夢中だった時間。

「乳首ってさ、固くなるじゃん。アレってさ、どんくらいまで固くできるん?」
「おにぎり二つくらいのコンビニ袋なら、引っかけられるんじゃね?」
「弱くね?」
「そりゃ上にも下にも個人差ってあるべ。ワールドチャンプクラスなら、鉄板貫通くらい余裕だろ」
「乳首ロープトラック引き大会開催か」
「それは貫通力とは異なる固さだろ。別種目が必要だろ」
・・・・のノリ。
まぁ、、、乳首というよりは、男の持ち物が元ネタにあるような気がしますが。

登場人物たちが繰り出す技の数々は、女性の胸や尻の性質、すなわち胸や尻は柔らかく、その大きさによっては「たゆたゆ・ぽよぽよ」する。ただ、胸の一部については状況次第で固くなる、という文字で書いたこれらの文言を、限界を超えて拡大解釈していった先にあるものだと感じました。

宮田さやかの{netabare}乳首一本背負い{/netabare}はその典型な気がします。
一部の技は何となく予想がついてしまったりもしましたが、{netabare}「進撃の巨尻」と「パイ・ザ・フラッシュ」{/netabare}には笑わせてもらいました。二つめに関しては、まさに「その発想はなかった(僕基準)」です。
青葉風音の技、{netabare}「ヒップ・オブ・バビロン」{/netabare}は、その技を青葉が会得するまでの経緯、技の内容、そして技を放つ際のエフェクトがあまりにもかっこよく、少年漫画誌のスポーツ友情物語そのものでした。うっかり感動してしまいました。

最終盤で大きく作画が崩れている点は残念です。
また、主人公が僕には苦手なタイプだったので、その点は少々ストレスを感じました。

ですが、頭空っぽにしておバカなアニメに浸るうえでは、十分に良作だと思います。

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 289
サンキュー:

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