tinzei さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ラスボスは『ちびまる子ちゃん』のまる子
パリに住む殺し屋ミレイユ・ブーケに日本の女子高生夕村霧香から謎のメールとオルゴール付きの懐中時計が送られてくる、そのオルゴールはミレイユの両親と兄が殺された時に流れていた音と一緒だった、急いで日本に向かったミレイユは霧香と接触するが直後に謎の集団に襲われる。
ミレイユと霧香がノワールとして殺し屋の仕事をこなしつつ、ミレイユの両親殺しと霧香の過去に関わる組織ソルダと戦っていく。
前半は一or二話完結で暗殺の仕事、後半に本編ノワールとソルダの関係が明かされていく。
①『ノワール』②『マドラックス』③『エル・カサド』で美少女ガンアクション三部作と呼ぶ。
ストーリーの共通点は無いが作品としての共通点は多い。
まず三作品とも二人の女主人公がいる、①の場合はミレイユと霧香、②の場合マドラックスとマーガレット、③はナディとエリス、そして片方は無口?(ぼ~っとしてる?)キャラ。
次にメインストーリーに関わり主人公達と深く関わる女性キャラが一人、①はクロエ、②はリメルダ、③はジョディ(ブルーアイズ)、そして三作品とも久川さんが演じている。
放送年度だと『ノワール』→『マドラックス』→『エルカサド』だけど、観た順は『マドラックス』→『エルカサド』→『ノワール』だったから、これでやっと三作品全体の評価ができる。
個人的に面白いと思った順に並べると『エルカサド』→『ノワール』→『マドラックス』
『エルカサド』は、他二つほど難解じゃないし終盤意味わからない部分はあるけど、ちゃんと「その後」みたいなのも描いてるから良し。
『ノワール』は前半の暗殺任務は良いとしても、真のノワールとソルダの関係とかアルテナが出てくるあたりは・・・・・はっきり言って面白くない、もうちょいソルダ内部のゴタゴタと霧香の過去を明確に描いて欲しかった。
『マドラックス』は微妙、他二つと同じで前半は良いにしても、「本」が関わった話は理解しづらいしファンタジーすぎて意味わからない・・・・・
美少女ガンアクションという割には、ファンタジー要素が強い、最初に『マドラックス』を観た時も純粋なガンアクションだと思ったから観たけど、期待外れだった、この『ノワール』は比較的ファンタジーも少なめだけど、これじゃない感があるし、『エルカサド』に至っては主人公の片割れが魔女で発火魔法とか使うし、三作品ともガンアクション要素が少ない・・・・というかガンアクションより目立つ部分があるから必然的に影が薄くなってる。
理想は三部作を順番通り観ることだけど、どれか一つ面白いのをって言われたら『エルカサド』をオススメする。
1→ミレイユがオルゴールを聞いて日本に来る、霧香と会うが謎の集団に襲われる、二人で撃退、霧香の目的を聞く、一緒にフランスへ
2→フランス特殊部隊の人間が殺される、情報を売っていた公安局とテロ組織幹部の殺害依頼が届く、二人で遂行
3→若社長の妻から夫を殺した男の依頼がくる、依頼を受けるが実は罠でノワールが標的だった、何とか二人で切り抜け依頼人と元標的を倒す
4→戦争ビジネスをしている会社が標的、グルジアで社長と他二人を狙うが場所がばれて軍が来る、蹴散らし三人を殺す、霧香が社長の娘を想う
5→自分たちを狙う組織の調査を依頼していた男が家族ごと皆殺し、ミレイユに暗号を残す、暗号を解き文書を手に入れるが刺客が来る、霧香と倒す
6→かつて虐殺を指示したKGB将校ナザーロフの暗殺依頼、ナザーロフは食料を配ったりしていたがあと少しの命だった、霧香は猫伝いで知り合うが殺す
7→標的を殺すが霧香が負傷する、追手が来て霧香が捕まる、霧香救出のためミレイユが敵基地に潜入
8→ソルダに関わる文書入手のためマフィア幹部を殺す、だがボスがイントッカービレと呼ばれる孫娘を戻しノワール抹殺を任せる、戦う文書奪取に失敗、ミレイユが顔を見られる
9→8の続き、イントッカービレはシチリアに戻りノワールを誘き出す、ミレイユと再会し決闘を申し込む、霧香が部下を倒しミレイユを助け彼女を倒す
10→対象が何者かに殺された、二人は残された対象を抹殺しに行くが待ち伏せに会う、だが何者かの助けで抹殺、クロエと名乗り真のノワールだと言う
11→謎の電話と封筒で指定された場所に行くとソルダの遣いを名乗る老人と会う、次の日また会いに行くと待ち伏せにあい倒す、クロエが自宅訪問
12→クロエが暗殺のためNATOの将軍の下へ、そこに将軍が敵対している組織の部隊が現れクロエが反撃、将軍を殺し手向けに敵対組織のボスも殺す
13→霧香が絵を描く元軍人と知り合う、ミレイユが殺した男の部下が狙う、元軍人が霧香を狙った銃撃に巻き込まれ死亡、襲撃者のアジトを急襲
14→ミレイユの叔父が来る、その頃巷で大物殺しが頻発していた、実は叔父はソルダの手先で霧香を殺しに来ていた、だがミレイユは叔父を殺す
15→ソルダの依頼で台湾の組織のボスを殺そうとする、だが現地協力者と会っているところを組織の殺し屋シャオリーが襲われピンチになる
16→15の続き、ミレイユが捕まるがクロエに助けられた霧香が助ける、本部に乗り込み敵ボスを殺す、シャオリーはソルダにつこうとするがクロエに殺される
17→ミレイユが故郷コルシカに帰る、そこで父の右腕からソルダとブーケの関係を聞かされるが右腕は狙撃され暗殺者を殺すがクロエにある事を言われる
18→ミレイユが霧香を追い出す、霧香は反アルテナ派と接触、言われたとこに行くが人が殺されていた、クロエの忠告でミレイユを助ける
19→ソルダに関わる本を探し題名は分かったが原本は見つからず、クロエといたとこをソルダに襲われる、クロエの言葉で霧香の正体が少しわかる
20→ノワールの意味を知る、霧香たちが荘園に着く前に消そうと評議会が刺客を送り込む、だが蹴散らしクロエが霧香の記憶を取り戻させる
21→記憶が戻りミレイユの両親を殺したのを自分だと分かる、霧香は評議会の刺客を殺しミレイユに自分を殺してくれと頼むが次に殺すと言って去る
22→目覚めた霧香はソルダの村で保護されていた、だが荘園に行かせたくない評議会が軍隊を送り村を壊滅させる、だが霧香は脱出荘園に行く
23→ミレイユにソルダの評議会から誘いが来る、ミレイユは迷うが仲介役の老人の言葉を聞き荘園に行く決心をする、霧香はアルテナと会う
24→アルテナの下に同志が集い、儀式の準備をする、霧香とクロエは手合わせし霧香が勝つ
25→ミレイユが荘園到着、霧香と戦闘になるが時計のオルゴールを聞いて正気に戻る、クロエは動揺してミレイユを殺そうとするが霧香がクロエを殺す
26→霧香と共にアルテナ同志を倒す、アルテナの部下は動揺するが実はアルテナの思い通りだった、最後ミレイユがアルテナと共に死のうとする霧香を助け終わる