TaXSe33187 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
でんぷんくん!
一言でまとめると「ベムにする意味ある?」
妙にオシャレなキャラデザに妙にオシャレな町並み、妙にオシャレなBGM
でも戦闘になると悪い意味で古臭い、妙にコミカルな敵キャラ
と言うか妖怪人間3人共ガッツリ人間と関わってるし正体バレするような見た目のおかしさも無いから「人間になりたい」ってフレーズの意味がほぼ無い
ついでに「妖怪人間」ってフレーズも「妖怪って言葉聞いたことあるし理由はないけどそう呼んだろ!」が発端なのはさすがに…
町並みや人種的にアメリカをイメージしたんだろうけど、それなら妖怪人間って呼ばず「怪物」「化け物」で良いんじゃないのかな
仮にベム達がアジア系の顔立ちなら「アジア由来の化け物だから妖怪だ!」で納得も行くけど、全員ゴリゴリの西洋風な顔立ちなわけで…
シナリオに関してはシンプル
まあ黒幕もろくに登場してないしまだこの辺は今後に期待って感じ
悪くはないけど印象に残る要素が殆どないから余計に「ベムにする意味ある?」が最初に浮かんでしまう
ただ、4話に登場した「でんぷんくん」は名前のフレーズが愉快すぎて笑ってしまった
あれが登場しただけで今まで見てきて良かったな、と思ってしまったのは自分でもどうかと思うけど、
まあ今後もああいうコミカル全振りキャラが出てくると嬉しいかな
最終話視聴
その前の裁判云々からそうだったけど、展開の雑さにばかり目が行く感じ
「最後はベム達が街から姿を消してEND」って部分だけが決まっていて、他は行き当たりばったりで脚本を組んだのかな?という感じ
妖怪人間が接触すると戦術核になる、とかその辺の説明はほしかったし博士は逃げ延びたまま
街全体を巻き込んだ大事件にまで発展したのに描かれるのは妖怪バトルばかりというのはもったいない
人間や社会に焦点を当ててきたのに、最後は人間そっちのけで突き進み制作者の思う人間像をベム達に語らせて無理矢理締めた感じ
とはいえ街には闇が残り続ける、という部分も人間らしさなんだろうってことでまあ納得はいく
ただ、どうやって議会を再編したのかとか、そういう後日談があまりにも薄すぎる印象
妖怪人間に関わったそれぞれの人間が何を思ったのか、という部分をきちんと描いてほしかった