RFC さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
誰も助からない物語
化物語の不思議な魅力に惹かれ、これも当然視聴。
【作品概要】
化物語(無印)のさらに前。
阿良々木暦が吸血鬼になった春休みの物語。
キスショットの手足を取り戻し、人間に戻れるようになった暦の物語。
【作品に対する感想】
キツっ!
いや~きつかったです。
誰も助からない物語。
キスショットを助けた暦は、その代償として別の犠牲が生じることを知ります。
吸血鬼の食事の問題。
誰かが犠牲にならないと終わらない物語。
2回目見ると随所でのセリフの重みを感じることができます。
坂本真綾さんの演技すごかったです。
4段階のキスショットの演じ分け。
殺してくれと懇願するシーン。
{netabare}
キスショットからしたら、そもそも死にたかった。
それをベッドから動けず点滴で生かされている状態にされるって
生きていると言えるのか…そういうところなんでしょうね。
{/netabare}
作画も物語らしさ全開で、
笑いながら首がころころ転がるシーンはシュールかつ凄惨。
ただ、助からないの意味、線引きをどこで行うかで見方が変わります。
この後続く{netabare}化物語、偽物語、2ndシーズン。
忍はそこまで不幸だったのかな?
{/netabare}
ED曲がすごく綺麗です。
そんな中で極端に異質なのは体育倉庫。
ドS攻めの暦と割となすがままの羽川さん。
無駄にムーディーなBGMと絵とキャストさんの演技。
他のレビュアーさんとの話の中で、羽川さんがこの時点で暦を
好きになってしまったのは納得しました。
羽川さんが言う通り、彼女は行くとこまで行く覚悟だったと思います。
に対して暦の情けないことこの上ない。
そら羽川さんキレますわ。
ぶん殴られてもおかしくないです。
というか、このシーン必要ですか?(笑