たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ファンムービー
ワンピースアニメ20周年記念企画映画
「新世界」編に入ってから、エースの代わりにサボが出てきたり、トラファルガーローが同盟に加わったりと、何かとファンサービス(おそらくは女性向け)が多くなったワンピースですが、
今回の映画は正しくそんな映画です(笑)
兎に角、ワンピースが好きな人のためにあれもこれもとキャラクターが総動員していることを筆頭に、アクションシーンがほぼ占めているのも男性ファンをないがしろにしない心遣いだと思います。
敵のブエナフェスタ(ユースケサンタマリア)やダグラスバレット(磯部勉)はかなり手ごわく描かれており、特に「ガシャガシャの実」の能力者バレットはドラゴンボールで言うところのブロリーに近い存在として描かれています。
まさにジャンプ漫画らしい王道の少年漫画的展開だと言えるでしょう。
しかし、内容に関しては「ファンサービス」と「アクション」以外の要素がほとんど描かれなく、ダグラスバレットの過去がちょっとだけ描かれますが触り程度なので、深みが感じられなかったのが残念。
ゴールドロジャーとの関係をもう少し掘り下げれば傑作になれたかもしれません。
作画は東映が本気を出していることがはっきりとわかるくらい非常に歌舞いていて、これも「ザッツ 東映」という感じでした。