退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
対峙する力
もし、
本当に怖ろしいものに相対して
一寸の猶予も許されず、ただ自らの力だけで向かい合わなければならなくなったとしたら?
ただ自分の無力さを見せつけられ
それでも恐ろしくて目を閉じたりそらしたりすることもできなかったとしたら?
狡猾さや卑怯さ 言い逃れやごまかし
嘲笑や優越感 自己欺瞞や自己憐憫。
平和なヒトの集団の中では役に立ったかもしれないそんな武器や道具は
本当の絶望との対峙には何の役にも立たない。
生はいつも死の隣にあって
光の外には漆黒の闇がある。
絶望を知る者はそれを知っていて
だから彼は、彼女は、必死に「最強の力」を求める。
誰に勝つためでもなく
ただ自分の存在を 生命を守るために。
生真面目であること
真っ直ぐであること
真剣であること
ひとを信じること
羽織をまとって剣を振るう姿は新選組のようだけれど
炭治郎には旗印を振るまでもなく「誠」の一文字が見える。
それこそが唯一本当に、「鬼」という名の絶望と対峙することができる力だからだ。
このアニメーションもまた、そういう真面目さの積み重ねがあってはじめて、
ここまでの傑作になり得たのだと思う。
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”話題の”19話を観たときの感想↓
凄いスゴいとは思っていたけれど、19話観て全身鳥肌立った。
これはちょっと歴史に残る神回。
流れに1秒の淀みもない。
1枚の無駄な絵もない。
完璧なパースの中縦横無尽に飛び回る炭治郎
微妙な表情の変化までも細かく刻んで描かれた動画
動く、流れる、光る、弾ける、
アニメーションの全ての力が凝縮されている。
バトルシーンで涙が出るとは…。
思わず話の途中でレビュー書いちまったぞ禰豆子w