Jun さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
AR空間の挙動異常とバグが小学生に与える影響
おもしろいが、なぜに小学生と老女が前線で? 意識して都市伝説を作り上げミステリを演出している。まあ最後で誰の演出か知れるが。
個人の医療プロトコルの中でウィルスが勝手に増えて、公共プラットフォームにつながってるなんて。公共設備でこんなにいろんな異常が発生していたら、サービス停止で行政処分でしょ。大人は仕事をしていないのか。これって真面目な話じゃなくて、所謂、悪の組織、ブラック企業の陰謀?ってところが安っぽくて少し残念。
フルダイブじゃなくて、意識/無意識をAR空間とインターフェイスする技術はおもしろい。12年前の作品とは思えない。でもイマーゴって生まれつきなの?でも同じ学校に何人もいる?それに記憶まで捏造できるって盛りすぎ。
黒幕の動機が時代劇のよう。かたきうちか。違和感のあるキャラ。
いくらくろうしてるからって、イサコってどう考えても小学生の態度じゃない。それに声も。タマコも17歳って?
いろいろと文句を並べたが、ラストの締めはNHKらしく少年少女がトラウマを乗り越えて人格を成長させ、痛く辛い世界を選択したという感動すべき話(ただしヤサコのいじめの話はは蛇足)。恣意的な設定が気にならなければ、小学生が大人への階段を一歩上がるいい話。「痛みを感じる方向に出口はある。」