Acacia さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
年齢を重ねてもこの青い感性を。
端的に言えば「青い」。
新海監督も若くはない年齢だと思いますが、
時を重ねてもこの青い感性を表現できるのは
ある意味凄いとは思う。
唯、根本的な骨組みが「ほしのこえ」から
変わっていないことが多い。
三題噺で新海作品を考えると
「風景描写」「淡い関係」「裏打ちのない非現実感(※例外あり)」
かな。とは思います。
顧客層は10代がメインなのかな。
結構、感性が擦れてきた自分としては逆に
観てて恥ずかしくなってきますが。
10年後、もし同じような作品を作っていたとして、
その時代に生きる人々(特に現時点での顧客)
に受けるかどうかは疑問。
打ち上げ花火シーンの魅せ方とか相当
労力を使って、アニメーションの表現の進化を
追求していると思いますし。
後、小栗旬さんアフレコ凄く巧くなりましたね。
「ハガレン」や「獣王星」を顧みると、
演者として相当努力されたのだと思います。
悪くはない作品なので、
一度観てみる価値はあると思います。