剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
増岡弘さん、長い間お疲れ様でした♪
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
2019年8月。増岡弘さんが、アンパンマンから卒業されることが報道されました。感謝の意を込めて、レビューを書きたいと思います。
1993年、テレビスペシャルとして作られた長編作品。DVDにもなっています。あにこれ見る限り、タイトルに「ジャムおじさん」と入っている唯一の作品のため、こちらをチョイスしました。
中身は、安定のアンパンマンです(笑)
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ある日、流れ星を観ていたバタコとチーズ。その美しさをジャムおじさんに伝えると、ジャムおじさんは「もっと美しい流れ星を見たことがある」と、アンパンマン誕生の日を思い出す。
一方、バイキンマンは、これまでアンパンマンに連戦連敗した日々を思いだし、「ジャムおじさんさえいなければ、アンパンマンに勝てる」と結論付け、ジャムおじさんをさらってしまう。
ジャムおじさんを助けようと、世界を飛び回るアンパンマン達。行く先々で様々なゲストキャラの力を借りて、ついにはバイキンマンを倒し、ジャムおじさんを助け出してめでたしめでたし。
そんな話。ちなみに、この話で一番衝撃的だったのは、(わりと序盤ですが)一瞬、バイキンマンの首が取れたことです(笑) あれは衝撃映像ですよwww
さて、本作、ジャムおじさんがメインの話かと思いきや、実はそんなにジャムおじさん出てこない(笑) ただ、所々で「良いな~」と思うのは、やはりジャムおじさんの優しさや気楽さ。
基本的に、ドキンちゃんがジャムおじさんを見張ってるんだけど、ことあるごとに、「飽きた」「お腹すいた」とワガママを言います。その都度、ドキンちゃんと遊んであげたり、パンを作ってご馳走したりと、ジャムおじさん、本当に人質の自覚がない(笑) でも、そこがまた良いところ。
アニメのラストは、こんな台詞で閉じられます。
ジャム「ハハハ。皆のおかげだよ! さあ、早く帰って、パンを焼こう!」
バタコ「ええ! みんなジャムおじさんのおいしいパンを待ってるわよ!」
チーズ「アンアン!」
一同「アハハハハ」
、、、まあ、何が面白いかは不明ですが(笑)、増岡さんの引退を重ねると、ちょっと涙が出そうになるラストシーンですね。でも、みんな笑顔でジャムおじさんを囲っていて、あんな感じで卒業を祝えたら素敵ですね。
さて、増岡弘さん。「ジャムおじさん」と「マスオさん」という、日本の二大お人好し(笑)と言っても過言でないお二人を、長い間演じきられました。
他にも、「ドラゴンボールの亀仙人」「サイボーグ009の005」など、印象深い役を多く演じておられます。
おそらく、ほとんど全ての日本人が、増岡さんの声を記憶しているでしょう。
聞くだけで、安心できる唯一無二の声。
後任には、「マスオさん→田中秀幸さん」「ジャムおじさん→山寺宏一さん」と発表されました。お二人とも実力派なので何も心配していませんが、やっぱり私の中では、マスオさんもジャムおじさんも、ずっと増岡さんだと思います。
当然寂しさはありますが、戸田恵子さんも仰っていましたが、本当に「ありがとうございましたという言葉しかない」んですよね。
お疲れ様でした! ありがとうございました! これからもお元気で♪
{/netabare}