ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
青ちゃんは妄想のせいで勉強どころじゃない
タイトルがいかがわしくて最初は避けてたんだけど、
評判を耳にするうちに気になって視聴。
内容は予想していたよりも、かなり健全な思春期ものでした。笑
もどかしい男女の関係がこそばゆい!
原作者が女性なので、
女性目線で「わかる!」と共感できるシーンもあって、
男女関係なく楽しめる作品だと思います^^
ショートアニメなので、1話が12分ほど。
全12話です。
● ストーリー
高校生の堀江青(ほりえ あお)は、
官能小説家の父親から離れて暮らすため、
地方の国立大学に進学することを目標に、
青春のすべてを犠牲にして勉強に励んでいた。
そんな中、クラスメイトの木嶋拓海(きじま たくみ)だけは、
青に好意を寄せ、積極的に話しかけていた。
しかし、青は父の小説の影響から「男は野獣」だと思い込み、
勉強の邪魔にもなると、拓海のことを迷惑に思っていた。
父親の影響から中途半端に
マニアックなエロ知識があるせいで、
「男はセックスのことしか考えていない」
=「自分に好意があるなら、そういう目で見られている」
という妄想に
激しく振り回される青ちゃん。
木嶋くんはいたって普通な反応してるのに、
行き過ぎた妄想で反応してしまうw
いい雰囲気になると「おかされちゃう~」と覚悟するけど、
結局そうはならず、青ちゃんだけが暴走していたというのがお決まりパターンw
そのすれ違ったやり取りや勘違いネタが笑えます。
結局おかされたい青ちゃんなのですw
ガツガツしているのが女子の青ちゃんで、
男子の木嶋くんは終始爽やかでいい子だというのが、
この作品の品位を下げていない大きなポイント。
青ちゃんも、性的妄想はしちゃうけど、
壁ドンされて怖いと泣いちゃうほど純情です。
個人的に下ネタ系作品は苦手ですが、
この作品は女目線であるからなのか、嫌悪感もありませんでした。
むしろ青ちゃんと一緒に木嶋くんに(*´Д`)ハァハァしてましたw
一途で優しい木嶋くんはいい男だよ~。
≪ 「あーもう、なんで襲ってこないのよ!」 ≫
襲われることを警戒しながらも、
木嶋くんがそんな素振りを見せないともやもやしちゃう青ちゃんw
でもこれは青ちゃんだけに限らず、
女性の気持ちとしてはあるあるだと思うんですよね。
もちろん、青ちゃんほど極端な妄想はしないにしてもw
積極的な男性が、なんだかんだ女性は好きですから。
ただし、相手によるというのは、注意が必要なところですけど。笑
(見た目とかじゃなくて、関係性ね。)
一歩間違えれば犯罪者級に悪く言われるわけで、
男性からしたら積極的になりたくても難しいよなというのもわかりますw
さらに注意が必要なのは、
積極的な男性が好きだと言いつつ、
こちらの警戒が的中した場合は「ほらやっぱり危ないやつだ!」と、
より警戒を強めてしまうことw
たぶん青ちゃんも、木嶋くんが何もしないからもやもやして、
彼のことが気になって仕方がなくなっていくのですが、
これがね、木嶋くんが早い段階で野獣化して青ちゃんを襲っていたとしたら、
青ちゃんは木嶋くんのことを好きにならなかったでしょう。
うーん、男女の駆け引きって、難しい。笑
● キャラクター
青ちゃんと木嶋くんの関係も気になりながら、
周りのキャラも個性的♪
特に青ちゃんのお父さん(cv.津田健次郎)のキャラが強烈w
これは津田さんの演技がお見事すぎるww
声色の使い分けが面白すぎましたww
娘のことを大事に思っているのも伝わってきて、
いい父親でもあると思いました。エロに絡めなければ。笑
青ちゃんの名前の由来…ひどすぎるでしょw
娘につける名前じゃない…。笑
● 音楽
【 OP「WONDERFUL WONDER」/ エドガー・サリヴァン 】
ほどよくノリよく、好きな曲です♪
曲に合わせる映像もめまぐるしく切り替わっていて、
豪華ですねw
本編では見せない鬼畜木嶋くんの表情が印象的ですw
【 ED「恋はミラクル」/ スピラ・スピカ 】
この曲は最初に聴いた時から好きですね♪
ハニワっぽくて好みです^^
恋する気持ちがぎゅっと詰め込まれていて、
キラキラまぶしい曲です。
● まとめ
胸キュンなショートアニメで満足です♪
時間もショートでちょうどよい感じでした。
肩透かしが多い木嶋くんが、
ところどころ積極的になるというギャップにも満足じゃ♪(/ω\)
性的妄想だらけの青ちゃんだけど、
純情でウブな男女の恋愛、よかったです^^