鰺鱒 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
テンション・悪ノリ・アメリカンポップアート
ようやく鑑賞。
なんか忙しいand/or疲弊で劇場に行けなかったんだよね-。
さて、結論から言えば、チケット代のモトは十分に取れました。十二分です。約2時間、銀幕から目をそらさせることなく僕を振り回してくれた。その余波でしょうか、場内の明かりが点ると共に、どっと疲れが押し寄せてきました。
開幕からテンションの高い声とアクション、アンディ・ウォーホルがアメコミに彩色したかのような色合いの、けたたましくてどこか荒っぽい映像(わざとコマ数を落としているようにも感じたのだが、それはもしかしたら僕の目の疲れかもしれない)、絶妙に格好いいんだか悪いんだか分からない造形、そしてドップラー二連撃。どうやらそこで勝負あったようです。僕の負けです。持って行かれました。
いやー。
はっきり言っておめめしんどかったですけどね。耳もちょっとね。
でも、あほみたいに分かり易い物語、人物像、キャストまで含めて予想外皆無のテンプレキャラクター配置、と、頭空っぽにしてみるにはこの上なく分かり易い布陣でした。ただ、表題ともなる「プロメア」説明・導入のくだりはもう少し丁寧にして欲しかったかも。
それにしても、堺雅人の存在感、そして、少し悪ノリしてるかなとも思える演技は良かったです(笑えるという点で)。実は民放のテレビドラマをここ10年ほど見ていないのですが、彼が演じたという銀行員(?)も楽しかったのでしょう、きっと。
なんだか、頭の中を突風が吹き抜けていったみたいな感じで、鑑賞直後だというのに感想すらろくに出てこないんですよね。観終わった後にほぼ何も引きずらないこの感じも「娯楽欲しさに観る」という目的ならばこれもまた良し、と思います。
鑑賞中。何故だか頭に去来したものがあります。
上に書いた、アメコミとアンディ・ウォーホルもなのですが、それ以外にこの二つ。
(一番最初の)バーチャファイター。そして、マインクラフト。
何だったんだろ?
正直なところ、家庭のテレビやPCで観たいかと言われるとネガティブな回答になります。そろそろ期限が近いと思いますが、ご興味があるなら是非劇場で。
[2019/08/02 v1]
[2019/08/03 v2]