はまち さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
クレしん映画唯一のバッドエンド。悲しすぎる。
自分はひろしだと思っていたが本当はひろしではない
それは自分の心の中にあった楽しいこと、つらいこと、色んなことの記憶は全部偽物で
何よりも、大好きなしんのすけとひまわりは自分の子供ではない。
心ではそれを分かっているけれど、、、でも認めたくないから「自分が本物だ」と言い続ける。
ラストでボロボロになったとき、ロボひろしはひろしに言いました。
「自分はやっぱり本当のひろしでは無い」
「家族のことを頼む」
本当は自分が偽物だと認めたくなんかなかったと思います。
大好きな家族とこれからも一緒にいたかったと思います。
けれど自分の命はもうわずかであることをなんとなく悟ってしまったから、もうどうしようもないところまで来てしまったから。仕方なしに決意したのだと。
そして彼は永遠の眠りにつきました。
ロボひろしが可哀そすぎて、つらいです。
でも、こんなにつらいのはひろしが家族をとても愛しているからこそなんですよね。そんなひろしのキャラクター性を上手く使ったという部分についてはとても評価できる映画だと思います。
しかし感動シーンに力を入れすぎたせいか、最後の巨大ロボ戦の戦闘シーンは単純に巨大ロボだしただけで盛り上がりには欠けたかなと思います。
ゲストキャラは良かったです。ロボひろしはゲストでは無い気がしますがw
段々腹さんもクレしん独特の可愛らしさを持った良ヒロインでしたね。
彼女はテレビ本編への出演を希望します。
最後にこの映画で大好きなところも紹介します。
それはロボひろしがカスカベ防衛隊と遊んでるシーン。
このシーンではひろしの面倒見の良さとロボひろしとしてのカッコよさが出ているし、防衛隊の皆も心から楽しそうで見ていてほんわかする、ここがとても大好きです。