アニメ好き さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
けものフレンズと被ってる部分が多い 次回こそはたつき監督の裏切りが見たい
完全なネタバレありですので未視聴のかたは読んでは駄目です!
わかばがかばんちゃんと同じく記憶喪失枠
セルリアンが赤虫
ラッキーさんと同じ枠のシロ
最後は何だかんだハッピーエンド
けものフレンズのリメイク版みたいなもんですかね。この作品は、けものフレンズ2の胸くそ悪い事件のお陰で、ブルーレイが10000枚以上売れていたはずです。
ですが自分はケムリクサに関しては過大評価されていると思ってます
安っぽいCGの中にも、生き生きとした表情やしぐさ、感情を埋め込んでいるのは流石です。魂がこもってますよね!
今回も伏線たっぷりで、冒頭からじわじわと伏線を回収していき、考察版もニッコリの作りだったでしょう。
しかし今作でもたつき監督は登場人物を殺さず、水が大量にあるご都合天国を見つけてハッピーエンドというあまっちょろい終わりかたをしています。
序盤からアカ虫の狂暴性やバトルの激しさを見せていて、誰も死なない、は不自然で引っ掛かります。死んだ姉御たちもなんか良くわからん世界でなんやかんや生きてます。
みんながたつきを信じろと言いますが、私はその言葉はけものフレンズの時で使うのをやめるべきだと思ってます。
ケムリクサにもその言葉を持ち込んだことによってたつき監督はハッピーエンドを作らざるを得なくなっているのではないか、なにかと理由をつけて登場人物を生かしている。監督の作品の幅を狭めるとても残酷な言葉になっていると思います
たつき監督がその言葉を全く気にせず、本当に作りたい物語の結末としてこれだったのなら、それはそれで残酷な世界を作れない監督なのだなと、ガッカリしてしまいます
自分はケムリクサは、虚淵脚本のような、救っても救いきれない、ボスを倒してもやりきれない、水の天国を見つけても結局は枯れてしまうみたいな
そういったやるせなさがとても合う世界観だと思って見てました、しかしふたを開けてみればけものフレンズと変わらない。11話でピンチにして最後はハッピーな終わりかたでした。
たつき監督のハッピーエンドで終わらない違った作風も見てみたいのです。信念としてどうやっても気持ち良く終わらせるというのがあるなら、物語の展開を予想できてしまい面白くありません。
たつきを信じろと言う甘っちょろい言葉を足蹴にした作品を次はつくってほしいですね。
比較するため勝手に作品に点数つけてます
ケムリクサ点数↓
{netabare} 76点 見た方が良いと他人に勧めるわけでもなく、凡作よりも気持ち高いくらいの点数 {/netabare}