退会済のユーザー さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:今観てる
久々のきらら枠のギャグアニメ
なろう系というアニメ業界の終焉を迎えそうな作品が出てくるなか、漫画タイムきららが珍しく、バカ・ギャグ系のアニメを出してきました。
まさか、これも作者が小学生みたいな人じゃないよね?と恐る恐る見ましたが、普通のほのぼのギャグでよかったです。
≪主要キャラとあらすじ≫
{netabare}
吉田 優子:
ある日突然頭にツノ、お尻に尻尾が生えて、母親から祖先が魔族だと言われ困惑する。
ご先祖の時代に魔法少女によって封印された力を取り戻す為、打倒!魔法少女を掲げて、魔法少女を探し戦うことになる。
あだ名はシャミコ。魔族になってもドジッ子には変わりなく、捨て台詞は「これで勝ったと思うなよ!」
千代田 桃:
優子がトラックに轢かれそうになった時に現れた魔法少女。しかし魔法とは名ばかりの物理攻撃型の少女。桃曰く、魔法少女は変態が多いらしい…
基本的に無表情で喜怒哀楽に乏しいように見えるが、案外そうでもなかったり。
料理は超苦手、魔法少女の特訓は「筋トレ」「ランニング」等をやるらしい…
{/netabare}
≪1話≫
{netabare}
朝起きたらいきなり「角」「シッポ」が生えた女子高生「吉田 優子」が、貧乏生活を抜け出すため、元凶になった魔法少女を倒すために頑張るお話。
しかし、魔法少女は魔法?というか物理攻撃系少女で、主人公との実力差が大きい。
恐らく戦うというより、理由を付けて和解してほのぼのするストーリーになりそう。
正直な話、鬱やシリアスを表現しようとして失敗するより、おバカ・ギャグに振り切れてくれた方が笑えるし面白いと感じます。こんな事を書き始めるのも「なろう系」の酷さが元凶かと思っています^^;
{/netabare}
≪2~6話≫
{netabare}
しばらく更新してなかったので5話分纏めました。初めは「優子」だけが少し抜けた性格かと思ってましたが、「桃」も案外ドジっ子要素があって面白いですね。
きらら系にしてはぶっ飛んだ設定のアニメですが、作画も安定しているし、日常ギャグに寄っているので多少のチグハグな設定は許容範囲。
ストーリーとしては、毎回の捨てゼリフと化した「これで勝ったと思うなよ!」がツボにはまりますw
いつもは「優子」が言い放つセリフでしたが、6話まで来て今度は「桃」が言い返す場面も。
アンパンマンやヤッターマンなどの古くからある「善・悪」がハッキリしたキャラが出てくる作品において、両方が捨てセリフを吐くのは斬新で面白いです。
設定上「敵・味方」の関係であるものの、「友人」の域を超えた争いにならないのも「きらら」らしいです。
{/netabare}
≪7話≫
{netabare}
前回の6話から「ご先祖さまリリス」が話せるようになってから更に賑やかになりました。優子に魔力を吸われた桃はかなり弱っているようで、料理が下手という設定が出てきて以来、菓子パンを買い込む等、日頃から食生活がテキトーであることが露呈しましたw
魔力が戻った吉田家の方は、運気が開花して母が無くした・落としたお金が戻ったと思いきや「冷蔵庫の突然死」が起こり、買い込んだ食糧が大変な事に^^; このような不幸な出来事もギャグで済ませようとするあたり徹底してますねw
家族に桃との関係を暴露するシーンもありましたが、何というサラッと流される辺り笑えます。
前回から、優子は桃から反強制で魔法少女の手伝いをすることになってましたが、
桃「今は多少、気合と筋肉で補ってる」「まずは手っ取り早く筋肉をつけよう。更に筋肉をつけて、ついでに筋肉をつけよう」
と真顔で言いながら、優子に巨大なタイヤ引きを強要するシーンで笑いが止まりません。基本無表情なのに、筋肉の時は目をキラキラさせるギャップは面白いですw
その後、着グルミのバイトをすることになった優子。子供たちに言い寄られてコケた時に助けに来た「変な人」。何とまた魔法少女w次から次へと面白いネタが尽きないストーリーですね。
{/netabare}
≪7話≫
{netabare}
優子は魔法少女におびえて逃げようとしますが、明らかに怯えているので、すぐに怪しまれてバレます。
路地裏に連れ込まれて正体がバレるが変身で対抗しようとするけど泣き出してギブアップ。そんな所に桃が来て、自分が読んだ知り合いの魔法少女「陽夏木 ミカン」だと分かる。こんなシーンでも、桃が呆れながら110番しようとする所も笑えますw
「魔法少女はまともな子が少ない」との言葉が引っかかる優子は、正直にミカンに聞いたところでトラブル発生。
ミカンの力により、優子と桃にゴミの山が襲ってきてゴミまみれに…。何やら、ミカンは心拍数が上がると周りに不幸が舞い降りる「呪い」に困っているらしい。
ゴミまみれになっても、無駄に掃除するハメになっても、なんだかんだで許してあげる優子も良いですね^^
ミカンが加わったことで、3人でトレーニングすることになりますが、桃が小さかった時は「決めポーズ」があったらしい。ミカンが暴露しようとしたところで桃の正拳突きにより写真が粉々。手をポキポキしながら、「今日のご飯は私が作る」とブチ切れw
変身した桃がステッキで魔法を使おうとした所で力尽きて倒れる。
ここでミカンから「魔法少女が魔力を失うと消える」という爆弾発言が飛んできました。
{/netabare}
≪感想≫
{netabare}
ギャグやバカバカしさは、「小林さんちのメイドラゴン」と似た空気感でした。勿論良い意味で。
キャラクターの優子・桃は学校生活・私生活での言動で「中二病」ぽいものは目立ちますが、「ほのぼの可愛い系」として受け入れられる範囲です。
元々キャラ設定がぶっ飛んでいるので、魔法少女や魔族がいる非日常も「ギャグアニメ」としてみれば面白いですし、ギャグ系が好きな方にはオススメできると思います。
きらら枠アニメとしては初めて見る系統の作品でしたが、学園ほのぼの系に合うように、上手に纏められていて面白いです。
{/netabare}