聖剣 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
『ア゙ッ!?』が理想
決意【2019/07/28 初投稿】
各所の展開に陳腐さが悪目立ちし
もう限界かな?って思っても持ち堪えたのは
マンガ大賞等での受賞経歴
それも
原作連載終了後に話題になったとあれば
序盤でのガマンは必須ってことだろう
というわけで
とりあえず4話まで見て
まだ高校生が主人公である必然性は感じないし
各人が専門分野に長けているご都合主義に、
スラスラと説明の長セリフが出てくる状況に「またか…」と思っても
静観は継続
たぶん、こっちの「静観」はお家騒動には発展しないので
目くじらを立てずに、優しい気持ちで見守ろうっと
↑で、
{netabare}
半分くらい消化してみるとご都合科学にもなんだか慣れてきた
本格SFを期待してしまうのは自分の悪い癖で
どこかで『アッ!』と言わせてほしいと思ってしまうんだけど
その『アッ!』が自分が期待した場所と違ったとしても
それで良くないと決めつけてしまうのはダメで、そこは自省すべき点
これはSFというよりは推理モノを目指していたのかも
本作のSFらしい科学要素は
光合成と{netabare}クローン{/netabare}と{netabare}ワームホール{/netabare}ぐらい
もっと言えば、SF作品には通常、ガンダムのミノフスキー粒子のような
現代から発想を飛躍した空想科学の一つくらいないと成り立たないと思っているが
その意味では本作品は目新しい概念は皆無だ
むしろ
冒頭から主要キャラを多く登場させ、
1話毎に各キャラを深堀りしていき
一人ひとりに感情移入を促しつつ、
事の発端となるミッシングリンクを追求していくあたりはまさに推理モノのソレ
が
本格推理モノを目指していないからか
各キャラの掘り下げは比較的浅めで
鬼気迫るような危機感もちょっともの足りなかった
たぶん目指したのは
{netabare}学園モノの明るいドタバタコメディで
そこにSFと推理のエッセンスを加えた内容だろう
だと考えれば、
本格的なSFを期待してしまうのはヤボだよなぁ
多少強引な終わらせ方にも納得がいくというもの{/netabare}
結果として
見てて『アッ!』とまではいかなかったが
『あぁ』くらいの反応はできたので良しとしよう!
ホントは『ア゙ッ!?』くらいを求めている自分がいるんだけどねw
{/netabare}