ハウリングインセクト さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
天気の巫女の悲しき運命とそれに抗った少年
最初から全力で東京を生きている帆高と陽菜、それを見守る二人の関係者たち。
ラストの「僕たちは大丈夫だ」は独善的に聞こえるけど、帆高は陽菜を選んだんだからそれでいいと思う。途中で須賀さんの言っていた「人柱一人で天気が元に戻るんなら、俺は歓迎だけどね。」もそれはそれで正しい。
ただ世界と大切な人どちらを取るかを須賀さんにも最後選ばせたそんな回想もあり、主人公だけじゃない!登場人物全員に物語がある。そう思わせてくれる2時間でした。
前作と比べて毎日を充電切れまで、生きている主人公たちに共感して、物語を消化するのにもエネルギーがかかり、一日に二度も鑑賞できそうにないですが、間違いなく一見の価値ある作品です。