たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
元祖「少年ジャンプ」ラブコメ漫画
京都アニメーションもそうだが、「美少女」や「美男子」をアニメ界で注目し始めたのは1980年代になってからである。
この頃から「ラブコメ」というジャンルが漫画界で粗製濫造され、ロリコンブームやアイドルブームの火付け役となった。
ニューウェーブ漫画の時代でもあるので、文化的にはかなり重要な立ち位置であり、セックスなどの性的な表現が少年誌で増えたのもこの時代からである。
というのも、この時代から少年誌においての「ラブコメ」は完全に定着し、現在の漫画やアニメに至るのである。逆を言うと、この時代からあまり内容は変わっていないとも言える。
最近漫画を読まない若い人が多いみたいだが、この時代のようなリアルな性体験や恋愛をしていなければ、当たり前だが漫画やアニメにおいての恋愛描写も希薄になる。
「天気の子」を見ても思うのだが、相変わらず恋愛においては幻想を抱きすぎていて、リアルな女性の感情や肌の質感を感じるようなエロスは全く感じなかった。
桂正和さんもそうだが、この時代の漫画家の女の子は非常に当時のリアリティがあって、「性」や「人間性」を感じる。
まつもと泉先生。。ご冥福をお祈りいたします。