退会済のユーザー さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
悲しくも温かく優しい物語
「私達は別れの民 誰かを愛してはいけない 愛したら本当の一人になる」
人間よりも遥かに寿命が長いイオルフの民
その長老から主人公マキアは
そんな悲しい言葉を投げかけられ物語は始まります
そしてマキアは行きがかり上
人間の赤ちゃんを拾い育てることに
その赤ん坊はエリアルと名付けられます
エリアルは最初こそマキアを母と呼びますが、一向に見た目が変わらないマキアに
自分と血の繋がりがないことをなんとなく理解し
葛藤を抱えながら成長していきます
物語は目まぐるしく変化し
また様々な苦難にマキア達は巻き込まれますが
それを乗り越え
{netabare}マキアは寿命を迎える息子エリアルのあの世への旅立ちを見送ります{/netabare}
マキアが最後に流した涙は紛れもなく悲しみですが
そこには確かに愛があったことを確信し
温かく優しく長老の言葉を否定することになります
悲しい物語ではありますが
ラストは前向きの愛を感じられ温かな気持ちになれますので
興味を持たれた方は是非観てください
(色んなお話が錯綜し、追いかけるのが大変なところもあるので
その分物語を敢えてマイナスにしました 本来なら満点です)