もっちょん さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
SFアニメ作品だが、実際の歴史が思い浮かんだ
隠れた名作。2xxx年に突如人類に超能力を使えるものが出てきて、超能力の時代となって何千年か過ぎた時代の話。すごい綺麗な田舎の風景の学校に通う子供達5人に焦点が当てられ、主人公早希が大人になる時まで描かれている。
以下ネタバレも含むので注意して欲しい。
{netabare}鍵となるのが、人間たちに仕えているバケネズミと呼ばれる人の言葉が話せ、ねずみ顔の二足歩行できる者たち。
物語の前半では、子供の時を過ごしながら、徐々にに起きていく異変とそれともない、早希たちの時代の社会のシステムとそれがどのようにして築かれていったかが明らかになる。
そして後半にはバケネズミたちとの戦争が起き、前半の伏線が回収され、バケネズミたちの正体が明かされる。
私、個人的に最終回のスクィーラの演説が日本で終戦後に行われた東京裁判のような印象を受けた。{/netabare}SFでありながらも、実際に我々の世界の歴史で起きていることを見ているような感覚に不思議と陥った。