退会済のユーザー さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
観る人によって受け取り方は変わるかも
人間とアンドロイドの関係を描いた作品
作画は丁寧で派手さはないもののアニメーションとしてはよく出来ている
ただ、一本ストーリーがまとまっていないので
本質は何かと考えると非常に難解になってしまっています
というのも
視点がコロコロ変わるし全体的に世界観が掘り下げ不足で終わっている
しかも喫茶店「イヴの時間」で主人公たちが過ごしている時間にも
その裏でロボット倫理委員会みたいな組織が動く様が描かれているんですが
それは未回収のまま終わるので「あれっ?」となっちゃうんですよね
(2019/08/14訂正 イヴの時間については保留という形で簡単に締められています)
落とし所としては
あの終わり方でまあ良かったんじゃないかなとは思いますけれど
不満も残ります
雰囲気は良いと思いますよ
しかし
「イヴの時間」は人間にとって非常に危険な場所なのでは?と思いました
その理由は
{netabare} あそこでは人間とアンドロイドとの区別が全くつかない
ということは両者が恋愛に発展することもあるのではないか
仮にアンドロイドがそれを分かっていて拒んでも人間が一方的に片思いしてしまい
そして相手がアンドロイドだと知ってしまった人間は傷つくのではないか?
その場合、ロボット三原則のうちの一つ
「人間に危害を加えてはならない」
の項目に当てはまる可能性があるんじゃないだろうか
心の傷はどうなる?とか色々考えてしまいました{/netabare}
(この辺作中でちょっとやりとりあったような気もする)
まあこういう事を考えてみるのもこの作品の良さなのかもしれません