kakelu さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
圧巻の映像美! 衝撃のラストが賛否両論の原因か?
「君の名は」の次作である今作ははっきり言って……
面白かった!!!!
物語は「君に名は」よりもスピリチュアル要素が強めのファンタジーとなっていた。
話の構成は「君に名は」と似ていた。
物語の進み方、アングル、音楽を入れるところなど。
悪くは無いんだが、変化がほしかった。
声優について悪い評価も耳にしていたが、私には特に違和感なく観ることができた。
作画については文句の付けどころが無い!
本物の雲や水のようだった。
あの表現は新海誠にしか出せないだろうな~
今作も面白かったので、自信を持ってオススメできる。
ネタバレありの感想
{netabare}
■ 物語の流れが良くも悪くも「君の名は」
上位にも記述したが、話の流れがとても「君の名は」に似ていた。
序盤におばあちゃんからキーとなる伝説などの情報を受け取り、ヒロインが失踪、そして主人公ダッシュからの坂道で再会、そしてアングルを空に持っていってのタイトル出しで終わり。
しっかりと伏線回収をしている良い構成なんだけど、少し気になった。
■賛否両論のラスト
物語は前作よりもスピリチュアル要素強めだった。
「君の名は」では、ファンタジーなのが「入れ替わり」「黄昏時」ぐらいだったのに対して、「今作は雨が魚の形」「天気を操れる」など現実ではまぁ起こらないだろうなといって内容だった。
そこについては特に悪くは無く、そういうものだと受け入れることができた。
だけど、ラストが世界よりも凪を選び、このことにより世界は雨が降り続き、東京は海に沈んだ。
ロマンチックだし、納得のいくラストなんだがもやもやが残った。
前作のように誰もがハッピーなラストでは無いからだろうか。
ただ、きっちりと伏線回収もしているので感性の問題なんだと思う。
■度々現れる過去のキャラクターたち
キャラについては、「君の名は」と同じく声優ではなく、新人さんを多用していたが特に違和感はなく見ることが出来た。
ただ少し気になったのは、前作のキャラが出過ぎなことだ。
あれほどの大ヒットをしたのだから、出したい気持ちは分かるんだが出し過ぎでは?と疑問を抱いた。
そして、ラストを考えると瀧くんと三葉を巻き込んで欲しくなかった。
瀧くんと三葉が再開したときには、もしかした東京は海に沈んでいた!?みたいに変な想像をしてしまう。
そこに関しては、イマイチだった。
■音楽は今作もRADWIMPSが大活躍
音楽は今作もよかったね!!
話をスキップする際の音楽を入れる演出を最初に思いついた人は凄いと思う。
あれをしてくれると展開が早くなるし、観てて楽しい。
{/netabare}