めー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
大好き! あとパンフレット購入推奨
初日の朝一の回に行った。
まず圧巻。
新海監督大好きだ。
あれだけのヒット作の後だし、待ちに待っていた新作で上がりきったハードルとかホント関係ない。
見ている間は監督の描いた物語の世界の中。
感情振り回されて、最初はなにかしらすごいものを見た、くらいの言葉しか出ない。
ストーリーを追うのも忙しいし、泣くし、夢中ではあったのだけれど
監督が事前に言っていた「賛否両論」という言葉を思い出しながら見ていた。
いわゆるセカイ系の作品で選んだ後の世界、数年に渡って責任を感じさせられるって他でもあるのか。すぐ思いつかない。
なんだかんだで彼女を選んでもうまくいったりするじゃないかと。
世界の形を変えてしまった後、なんとかなってるとは言え影響が大きくて。
重い。なんて単純な言葉をつぶやいてしまった。
言葉にすれば、たった一人を助けることと、一人の犠牲の上の大多数の幸福だったら…大多数って思っちゃう。
監督のいう賛否両論のところ。ここだよね。
映画を見終わった後友達と感想おしゃべりいっぱいしたけど、私は最後の選択についてではなく、二人が一緒にいるために反社会的な行動が多いことにコメントすることで、論点をすり替えた。
ここまでの帆高と陽菜を見てしまっては、選びたくない。
「君の名は。」の影響がいろんな形で出てくるなと思ってたら、君の名は。の影どころかキャラ登場。
瀧くんには劇場にどよめきがあった。私の感想はやったな神木くん。
三葉のシーンはノーリアクションであれ?気づいてない人いるんじゃないとか思ったけど
さやちんって警官って思って半信半疑で調べてない。気象研究者はてっしーなの?で、四葉どこ?って感じなので人のこと心配してる場合じゃないとエンドロールで思った。
ついでにソフトバンク劇場CMでおとうさんも探せと言われたけど、おとうさん見つからなかった。っていうかそれどころじゃないわ。
好きなカット。
いっぱいあるけど、帆高が就職してから、家族じゃないけど、家族のような後ろ姿の帆高、須賀、夏美の三人組。
お笑い要素。
初回の晴れ女のお仕事。
じわじわ笑える。
凪くんいい子。着ぐるみ着なそうなキャラで出てきて、きちんと着ぐるみ着てるとこが。
夏美。
就活中の彼女が帆高を当たり前のように助けるということに驚き。
あーいう人は警察になれないなら裏の世界だと思ってしまったあたり自分はものすごく染まってるんだ。常識とかそういうものに。あとそういう物語慣れしてる。
須賀。
常識人。最後には帆高を救ったけど、この常識人のせいで二発目の発砲は行われたのが気になってしまって。しがらみに縛られる大人代表を見ていて胸が痛い。
声優。
主演二人大好きです。選ばれし二人は一瞬の違和感もない。
あやねちゃん。佐倉さん、名前そのままなのワザとですよね。声したとき、モブっぽかったから豪華なモブと思ってしまった。
パンフレットでの監督のお話。
濃いのでみんな買って。ぜひぜひ。
狂った世界だからって調和を取り戻すという話はいるか?という投げかけ。あまりにわかりやすい言葉にまとめられてて、監督の言葉選びの力を見せつけられる。
そして、内容がストレートすぎて刺さって、来た球すぐ受けきれない。課題だ。
ストーリーが完成する前の姿。私が特報見た想像や、作品見てるときにそっちに進むのでは?と予想がことごとく入っていて、監督の初期シナリオ、私の感覚に近いじゃん、なんて勝手に嬉しく思った。
まぁ、そんなifの世界も見てみたいけど、そっちが良かったとは思わない。
監督が思うままに作ったものも、スタッフの意見を取り入れ作ったものも結局は監督の選んだものだし、完成品が最善なんだろう。
余計な心配。
いずれ大ヒット御礼CMが流れるとき、君の名は。でいうカタワレ時の部分。空での手をとりあうシーンが使われるとして、手錠はいいのかな?と気になっちゃった。
あと元々「雲のむこう、約束の場所」が好き。彼女か世界かは同じなので、比較されるのかな。「天気の子」良すぎてなんかつらい。
時間が経過するごとに愛があふれて、何かすごいものを見たで終わってた時が信じられない。