「この音とまれ!(TVアニメ動画)」

総合得点
76.8
感想・評価
374
棚に入れた
1391
ランキング
670
★★★★☆ 3.7 (374)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.7

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

王道としての気持ち良さ

 原作は未読。
 異なる環境の者が一つのコミュニティ(箏曲部)に集っていく過程、仲間の協力により悩みを
克服していく展開など青春ものの王道という感じで、ベタと言えばベタなんだけどこういうのは
とにかく観ていて気持ちいい。
 キャラそれぞれの悩みにフォーカスが当たるため、展開によって主軸となるキャラが異なる。
 実際、全体的な印象は久遠 愛、倉田 武蔵、鳳月 さとわの3人の主人公の物語といった感じ。

 お悩み要素に関してはあまり一つの問題を引っ張らず、割と短時間で解決していくので、
それほど重い感じにならずに観られるという感じがあった。
 特にメインモチーフがない恋愛ものや人間ドラマなら長々と引っ張るのもそう悪いものでは
ないが、本作は箏というメインモチーフがあるため、あまり鬱々とした人間関係などに
話を引っ張られ過ぎると内容が散漫になるきらいもあり、本作の問題解決に至るまでの尺配分は
バランスがいい感じ。

 箏曲部には複数の男女が在籍しているが男女間の恋愛要素はなし。
 但し、久遠 愛と 鳳月 さとわ、倉田 武蔵と来栖 妃呂などは、次第に互いの好感度が
高まっているような感じだったので、今後は恋愛要素もありそうな。

 メインモチーフの箏、並びに箏曲部に関しては個々の音が合うことによる気持ち良さなど、
合奏の魅力に溢れたもの。
 箏曲部の活動内容は最近とみに増えてきた感のある文化系スポ根ものといった感じのもので、
音楽もので団体演奏に主軸を置いているという点では「響け! ユーフォニアム」に通じるものを、
箏という和風テイストのものを取り扱っているという点では「ちはやふる」に通じるものを、
それぞれ感じたり。
 終盤において「関東邦楽祭」への参加でいよいよ競技性が増し、更にライバル的キャラが
続々登場。
 分割2クール作品ということで、後半への期待が高まる。

2019/07/20
2023/12/22 加筆・修正

投稿 : 2023/12/22
閲覧 : 255
サンキュー:

6

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