菊門ミルク大臣 さんの感想・評価
3.7
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
奇跡の丸投げend…
全話見終えての感想はなんだこれ?でした。
相変わらず曲はいいけど、いいけどそれだけ。
1期序盤のドタバタしつつも確実に前へ進んでる感じもなく主人公2人は曲製造機
ある程度のカタルシス迎えるはずのグラミーとゲストとのコラボは後のアンジェラの展開のかませっぽいし、そもそもゲストとして登場したクリスタルに対する会場の響めきも無い。意味不明。
アメルやスキップは一流アーティストっぽいけど、取っ捕まえるのはいいとしてファンが暴動起こしたりだとか抗議とかしないもんなのかな?
最終的にWe Are the Worldやるのであればもっと移民に対する世の中の人々を描写すべきだけどあまりそう言うの無いしWe Are the World流した時も火星の人々がそれをどう受け取ったかというのも無い。今までの関係者がそれを見てるだけ…
配信は生中継で一度きり。しかも極秘裏に進められてるのであれば誰がどうやって見るのだろう?
タオが全世界のモニタージャックするくらいしないと無理なのでは???
後々じわじわと動画再生で視聴者が増えたとして、だったら生中継する必要性がなくなる…歌ってるだけで武装した特殊部隊が押し入る意味もよくわからない。急に火星が物騒になり過ぎ。
そしてそこで終了。これは奇跡の丸投げendでは?
色んな著名アーティストと連なる展開にするならAIがどうとかストーカーがどうこうだとか政治だとかは全て蛇足と言っていい。蛇足に栄養持っていかれ過ぎてる。しかも散々引っ張っておいて解決がしょぼい。チューズデイの母親なんか本当に酷くて奇跡の7分間の前に決着してしまった…
そんなに物分かりの良い母親だったっけ…
アンジェラが参加するに当たっては主人公とアンジェラが直接交流するエピソードがなさ過ぎて薄っぺらい。
曲やキャラクターは凄くいいのにどうしてこうなったんだ?という感じです。
序盤のAIを用いた最先端技術を駆使した音楽vs前時代アナログ的な音楽と言う構図もいつの間にか消えてる。
序盤のノリやクソおじさんや17話終盤のアーティガンとタオとアンジェラのふざけたやり取り等光る部分は確実にあったのに結局何がしたかったのかな?
内容でシラけ過ぎて良曲なのにイマイチ感情が動きませんでした。
もっと内容をきちんと詰めるか、砕けた明るい序盤のノリのままでやってたら名作になれただろうなとなんか勿体無いなとただただそういう感じです。