退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
ついにあのダンが帰ってきました。
10年前、光と共に消えた英雄ダン(現実の放映では2011年9月の放送なので八年ほどだが)が帰ってきました。
バトスピアニメ史上最強と言われた男で現実のバトルスピリッツでは「神」扱いのカードとなっています。
「神の帰還」ですから。
さて、全三話予定ですが、一話目は最高でした。
かつて光となって消えた馬神弾の犠牲により、10年前なされた人間と魔族の間に結ばれた平和を乱す組織が出現しテロを繰り返します。
その事件を契機に懐かしい精彩にあふれたキャラたちが動き出します。
かつては13歳の幼い少女だったプリムは10年の時を経て「だれ?」と言いたくなるほどの美人として登場、未来世界のヒロイン格になってます。
彼女を演じる伊藤かな恵さんの演技も見事でした。かな恵は私の一番好きな声優でもあります。
そして、大ピンチの時に颯爽と現れ神のごとき強さを見せた馬神弾、その一言一言がカッコいいです。
さて、蛇足ですが、この作品の悪役サイドの組織ですが・・・
彼らの言い分が決して全くの理不尽ではなく、それなりに正当性がある気がします。
元は紫の世界から来た侵略者で地球の支配階級となり、今でも少なくとも富裕層であろう魔族と共存しろと言われてそれを素直に「はい、そうですか」とうなづける人は少ないかもしれません。
「共存」「友好」「平等」「平和」とかいくら秀麗美句で彩られても不満な人は多いでしょう。
現実の世界で言えばイスラエル(パレスチナ)の地でユダヤ人とパレスチナ人が仲良く共存しろって言うようなものです。
この物語はどう収束するのでしょうか?
なんだか、日本サンライズの制作ということもあって、その辺の二つの人類のしがらみがどことなくガンダムっぽい部分を感じさせます。