pister さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
LD買わなくて良かったとホっとした作品
パイオニアのOVAシリーズですんで、いわゆるTVシリーズと違って「発売した前巻(前話)の反応を見て続きを作る」が可能なスタイル。
そのせいか“天地無用”と同様、暴走しやすい。
ざっくり言っちゃえば「陣内兄がウケたからそれ推せばいい」をやっちゃいまして。
話に詰まったら陣内暴れさせれば(爆笑させれば)それでいい、ストーリーを全7巻の中で完結させるよりも陣内推しを優先、第二シリーズへの引きも「陣内の活躍を待て」ってノリ。
当然それは陣内兄を支持する購買層が居たからなんだけど、スタッフもすっかり陣内がお気に入りになっちゃって、もう内輪ウケ丸出しで付いて行けなかった。
ってか陣内支持って現代のなろう支持層と同じなんじゃないかな?
すっかり記憶に埋もれてたこの作品を思い出したのも、“盾の勇者~”を見て「槍の勇者が陣内みたいだぁ」と思ったからだったり。
あ、自分は陣内嫌いです、逆恨みで主人公に嫌がらせするのが生き甲斐で、その結果周囲にどんなに被害が出ようが気にしないどっかの民族みたいなヤツで。
「自分の行いを悔いながら死ねばいいのに」と思いつつ我慢して見続けたところで報われることは無く、最後まで見てもストレスしか残りません。
まぁ主人公がナヨっとした鈍感クズ人間なので、それの足を引っ張るキャラとして応援したくなるってことだったのかなぁ?
「こういう人間も居る、それを許容できないお前は心が狭い」と言われちゃう?
主人公がクズならライバルもゴミムシ、「ハハお似合いだね」とせせら笑える余裕があれば良かったが当時の自分は若かった…ってことで。