退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
咲かせましょう 世界にひとつだけの花 【ねこ's満足度:75pts】
魔女を祖先に持ち生まれながらにして魔力を持つ少女、”魔法少女”。
その力は長い年月を経て、自らがそれを持つと気づかないほどに失われていきました。
ところがある時を境に、各地で魔法少女たちがその力に目覚めはじめ……。
魔法少女とはいっても、派手な戦闘シーンはありません。変身シーンも無く普通にお着替え。
あくまでも少女たちの友情や、心の成長を描いた内容になっています。
この作品の一番の特徴は、すさまじいほどの棒読みセリフ(笑)。
メインの魔法少女やその友達など、多くの役を実際の子どもが演じてるためです。
そのあまりの棒っぷりは、多くの人が1話切りしてしまうだろうと思われるレベル。
しかし、それは少々勿体ない!
メインの5人が揃い始める頃(4話)には、そんな弱点も気にならないくらい面白くなってきます。
砂沙美をはじめとする魔法少女たちも、みんな可愛らしくて徐々に愛着が増していきます。
そんな中、重要な鍵を握ってくるのが魔法少女のひとり、美紗緒(みさお)です。
その能力により、ずっと周りに気味悪がれ、いじめられ、浮いた存在だった彼女。
そんな彼女が、砂沙美たちとの出会いにより徐々に変わっていく姿はなかなかに感動的でした。
作画もイマイチ。演出も平凡。基本子供向けな感じなので小難しい話もありません。
ただ、それだけにメッセージはストレートに届いてくるし、不思議な魅力を感じる作品です。
ちなみに、シリーズ構成&脚本(全話)は岡田麿里。
彼女にとって、初のシリーズ構成担当作品でもあります。