タック二階堂 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ハヤク…ニンゲンニ…ナリタイ。
詳細は「妖怪人間ベム」でも観てください。
まあ、要するにリメイクです。
「妖怪人間ベム」のリメイクというと、ついこの間
まで「俺たちゃ妖怪人間」という作品が放送されて
いましたが、こっちはおちゃらけ路線ではなく、
かなり本気モードです。
なんたってOPは椎名林檎が坂本真綾に曲を提供。
EDはDragon Ashの降谷建志が作詞・作曲って
いうくらい本気モードです。
初回を観る限り、かなりハードボイルドなベムです。
カッコいい雰囲気ですね。
継続視聴します。
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
ベラの通う高校に、スポーツ万能のイケメンが転校
してきました。母親は有名な歌手。そして、ベラに
モーションを掛けてきて、ちょっとまんざらでもない
感じだったのですが、実は母親は化け物でした。
彼の母親を倒したベラ。しかし、これによって彼は
また転校していってしまい、軽い失恋を経験した
ベラなのでした。
{/netabare}
という単発のお話。
なんとも評価の難しい作品なのですよ。
ベム・ベラ・ベロの活躍がパッとしないから、
スッキリする感じがない。画面全体のトーンが
暗めで、なんかドロドロしている雰囲気で、録画
していても観る気が起きにくいんですよね。
いざ観てしまうと、そこそこ面白くはあるのですが…
あにこれの星評価ですと、声優・作画・音楽という
項目があり、これはそれぞれかなりの高得点になる
ため、平均すると☆3.7という高めの採点になる
わけなんですが、この星ほどには魅力は……。
しかも、大昔の「妖怪人間ベム」が好きだった
おじさんおばさんに勧められるかというと……。
う~ん、非常に評価が難しい作品です。
=====第9話視聴後、追記です。
なんていうか、各エピソードの繋がりってない
んですかね?
{netabare}
前回のイケメン転校生とベラの話はなかったか
のように、いきなりベムに青年実業家が
妖怪人間を救おうという慈善事業の話になる
という。そして、なんでか投獄されていて、そして
釈放されてベムと酒を飲む。
そんな、なんとなく胡散臭い青年実業家なのに、
黒幕的なこともなく、あっさりと謎の怪人に
殺されてしまうというね。{/netabare}
随所に良さもあるんですが、いまひとつ評価が
上がってこないのは、どうにも視聴者が入り込め
ない造りになっているせいかもしれません。
さらには、背景(街並み)とかトーンといった
雰囲気が似ている「コップクラフト」が同時期に
放送されていることもあって、なにやら両方とも
頭の中でゴチャゴチャとシェイクされて、どっちも
ワケ分からないという状態になっているという。
相乗効果が悪いほうにいっちゃっているかな…
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
ベムの公開処刑が決まり、執行されたわけですが、
妖怪人間は死なない。そこに現れたベガ。自分と
一体化すれば死ねて、さらにパワーアップして
新生できると言う。断ったベムは、ベラ、ベロと
一緒に戦い、そshてベガを川底に封印するの
だった。そして街は平和を取り戻し、ベム一家
だけが姿を消した。
{/netabare}
というエンドでしたね。
なんというか、まあこんなもんでしょうね、と
いう以外の感想は特にないです。
現代風にアレンジされたキャラデザ。いくつかの
エピソードを積み重ねていく構成。ちょっと
しょぼいバトルシーン。そのくせOPは椎名林檎と
なんとも評価の難しい作品です。
元ネタを観たという人も、もう相当減っている
はずなので、若いアニメ好きには、この作品を
どう思うのか興味深いところではあります。
完走してみたアニメ好きおっさんの所感では、
原作の「妖怪人間ベム」を観ていた人には
「コレジャナイ」感だし、観たことのない若い
人にとっては「ナンジャコレ」感なのでは。
簡単に言うと、いったいどこを狙って作られた
アニメだったんだろうという結論です。