Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
世界で一番あつい夏がはじまる…
この作品の原作はゲームだったんですね。
私は、アニメに関する情報を「ハッカドール」で入手しているのですが、そちらでこの作品のゲームの広告を何度か目にしたことがあります。
でも、まさか原作がゲームだとは思いませんでした。
市立里ヶ浜高校に入学した有原翼は、
野球部のないこの学校に「女子硬式野球部」を立ち上げる。
そこに集うのは、
野球にはじめて触れる少女や、
一度はプレーをあきらめた少女、
高い壁に挑み続ける少女…。
時にぶつかり、競い、支え合って、
里高女子野球部は青春を駆け抜ける!
世界で一番あつい夏がはじまる…
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
女子野球を題材とした作品として「大正野球娘」を視聴したことがあります。
男子ほどの激しさはありませんが、丁寧に作られた作品でしっかり堪能させて貰った記憶があります。
それに勝るとも劣らない作品として、否が応でも期待は高まります。
オープニングに登場する一面の向日葵畑…
まさに「世界で一番あつい夏」に相応しい場面だったのではないでしょうか。
こうして視聴を始めた訳ですが…
設定は決して悪くなかったと思います。
キャラもそれぞれの個性が光っていました。
でも、残念だったのは作画が不安定だったことでしょうか…
キャラの動きにもカクカク…といかギクシャクする点が窺えました。
アニメーション制作はトムス・エンタテインメント
これまで、「明治東亰恋伽」や「神様はじめました」などを手掛けてきた会社です。
すーちゃんこと、諸星すみれちゃんが出演した「明治東亰恋伽」では作画は気にならなかったのに…
それに、この作品の原作であるゲームは広告しか見たことはありませんが、作画に難のある感じじゃないんです。
野球というスポーツを扱う以上、キャラの動きについては妥協できないポイントだと思うんです。
この点が無かったら、巷での評価ももっと高かったことでしょうに…
声優陣だって、西田望見さん、ゆみりん、白石晴香さんらを起用しているというのに…
作画以外で気になったのは、物語の展開…でしょうか。
野球は一朝一夕で上達するスポーツではありません。
ましてや初心者と経験者の差は歴然のはず…
それに野球は決して甘いスポーツでは無いと思います。
もっと泥臭い下積みの話が多くても良かったのに…
必ずしも結果はついてこなくても良かったのに…
この2点を除けば十分及第点だったのではないでしょうか。
オープニングテーマは、みゆはんさんの「エチュード」
エンディングテーマは、有原翼、東雲龍、野崎夕姫、河北智恵らによる「どんなときも。」
オープニングは曲もアニメも大好きだったので、毎回欠かさず見ていました。
1クール全12話の物語でした。
個人的に許容はできましたが、作画が良ければもう少し楽しめた作品だったと思います。