ato00 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「未来のミライ」は微妙なネーミング、私の中では「我儘家族物語」
視聴中、ずーっと違和感だらけ。
声優さんの演技ってどうにかならないものか。
細田守監督作品だから最初は我慢していたけど、次から次へと・・・
常時、私の頭の中は「ぼーぼーぼー」
アニメ視聴どころの騒ぎじゃありません。
その上、くんちゃんの我儘が鬱陶しい。
もう本当に嫌になります。
クレームはこのくらいにして、ここからがレビューです。
主人公は4歳の男の子くんちゃん。
生まれたての妹ミライを連れて両親が我が家に帰るところから始まります。
両親の愛情がミライに移って駄々をこねるくんちゃん。
{netabare}そんな彼を見兼ねた樫の木により、中庭から不思議な世界へ。
人化したペットのユッコや未来のミライとのドタバタ。
過去へタイムスリップし、母やひい爺さんと出会ったり。
上へ下への大騒ぎがちょっと楽しい。
クライマックスは、遥か未来?へのタイムスリップ。
乗った電車が、ハイテクノロジーの東京駅へ。
そして地下駅から奈落の底へ。
だけど、そこに未来のミライが現れて・・・{/netabare}
主題は家族の愛情でしょう。
互いにぶつかり合う家族描写は何処にでもある風景。
そんな中でも愛情を持つことで、子供はすくすくと成長するんでしょう。
大胆なカメラワークと美しい立体映像、それに豊かな表情。
スーッと物語世界に引き込む演出はさすがです。
なんとか賞を受賞したのもうなづけます。