scandalsho さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一人では鳴らせない 僕らの真実を 全力で奏でましょう
原作未読。
笑いあり、涙あり。
時折登場するデフォルメ顔も愛らしい。
部員たち一人ひとりが真面目で、一生懸命で、お互いを思いやる優しさを持つ。
とても素敵な作品でした。
10月からの2クール目を睨んでなんでしょうけど、中途半端な所で終わっちゃったのがとても残念。
第2クールの内容次第で、☆の評価も変わるかもしれません(笑)。
【音楽の才能って・・・?】
箏の家元・鳳月会の出身で、先代家元を父に、当代家元を母に持つさとわ。
こういうのを「天賦の才」っていうんだろうけど・・・。
彼女とて、人一倍、いや、人の何倍も努力をしてきたに違いない。
愛も天賦の才に恵まれているように見受けられる。
もちろん、さとわに追いつくべく、必死に努力を重ねているわけだけど・・・。
武蔵や実康、光太、通孝、そして妃呂。
彼らは天賦の才とは異なる、いわゆる努力型だと思う。
このポジションに部長と副部長で上級生の武蔵と妃呂を配している所が秀逸だと思います。
普通なら、どちらかは天賦の才の持ち主を配したいところだけど、あえてそうしない。
一部で『部長が空気』なんて悪評も耳にしますが、『そんな部長と副部長を支える天賦の才の持ち主たち』という構図が、とても良いと思います。
【最初は・・・】
「響け!ユーフォニアム」に似てるなって。
そんな感じでレビューを描こうと思ったんだけど・・・。
{netabare}鬱展開で始まって・・・。
4話で部員間の関係改善。
5話の演奏で自信を深める。
6~7話で再び問題が発生して・・・。{/netabare}
みたいな感じで、ね。
だけど、そんな比較したって仕方ないなって。
かたや、たいていの学校に存在する吹奏楽部。いわばメジャー。
かたや、マイナーな筝曲部。
スラムダンクやハイキューと火ノ丸相撲を比較してもね・・・。
部の置かれている状況が違いすぎちゃって。
その部に属する部員の状況だって、全く違う気がするし・・・。
そんなマイナー競技ゆえの・・・、が上手く描かれている作品だと思います。