TaXSe33187 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なんかモ○ストで弾き飛ばせそうなくらい丸いロボ
魔法少女とSD風ロボの融合みたいなノリなのかな
美味しくもない弁当を色んな人のために作ってる主人公ってなんか一歩間違えると酷いいじめられっ子みたいな設定
一話時点では「なんか戦いに巻き込まれた→主人公覚醒!」だけで取り立てて変わった展開もない感じ
良く言えば王道、悪く言えば工夫がない、って感じかな
ロボットのデザインは慣れれば見方も変わるだろうし気にならない
ただ、主人公の台詞が「何で何で何で何で……」「イメージするイメージするイメージするイメージする……」と繰り返してばかりなのがイライラする
パニックだし語彙力が低下するのも分かるけど、アニメキャラ特有のキンキン声で感情も乗せずに台詞を連呼されてもノイズでしか無い
エヴァの「逃げちゃ駄目だ」ってそう考えると演技力凄いよなあ、って改めて感心してしまう程度には酷かった
ライフワーク視聴後
{netabare}ここまで視聴を続けてみて、まず真っ先に浮かぶ感想が「主人公コンビ揃ってサイコじゃね?」だったり
満月は戦う目的が「なにか特別なものになりたい」以上のものはなく、他の参加者が家の存続だったり重い目的を持っている中一人だけ軽い印象
中学生にとってアイデンティティを求めて無茶をするのは当然だとは思うけど、周りとの意志のギャップを受けてなお戦いを求めるのはどこか異常な感じ
新月は「魔力のない世界を作りたい」ってことで真剣な目的があるんだけど、そう思うようになった経緯が全て自業自得なのがモヤモヤする
発端は些細なものだし、決定的なものはアンナの嫉妬ではあるんだけど、現在の行動まで含めて全て相手を思いやる風でいて、その実自分本位な振る舞いが目立つ
幼い日の過ちはしかたないし、アンナの母親・妹の新月に対する心酔具合など新月自身の問題でない部分も大きいけど、
新月自身が現在になってもアンナに対して不誠実すぎる対応が多い印象
戦いになっても手を抜いてアンナが別の所で負けるのを望む、なんてそりゃムキになるしライフワークにも熱が入るってものでしょうよ…
今までの話の感じから、多分この二人の性格のおかしさは脚本で狙って作られた要素だと思う
主人公コンビに対する感情移入の出来ない不気味さが、これからどう話を盛り上げていくのか楽しみ
…それはそれとして、ねね姉は歪んだところがない唯一の癒やし要素
{/netabare}
最終話視聴
{netabare}演出がどうにも微妙というかやりすぎ感が否めない
満月の正体判明~四翠復活までの盛り上がりはかなり面白かった
ただ、そこからあまりにも語りすぎ、演出過多にしすぎで没入しきれなかったところがある
最終話を前に主人公が死ぬ展開は好みではあるんだけど、死んでからしゃべる展開が多すぎるかな、と
新月のアルマノクスが変形するシーンと最後の決断を促すシーンの二箇所だけで十分だった
犠牲を振り払って戦い抜くラストシーンのはずが、いくら思念体とはいえあんな喋っていると拍子抜けというか……
オチについては割と満足
死者は蘇らないっていう悲しみと、それでも絆は残る温かみが両立した演出はすごく好き
ただ、ここも最後の転校生がどうこうってのは要らないかな…
演出の問題で気になるところは多いけど、今期アニメの中では面白かったのは確か
加えてEDテーマは出色の出来と言っていいと思う
あの曲が聴けただけでもこのアニメを見続けた価値はあったと言って良いかな
{/netabare}