四文字屋 さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
適材適所?
観終えて思ったのは、適材適所なのが主人公君ただひとりという寂しさ。
ハーレム系コメディにありがちな女性の配置は悪くないし、
それなりに楽しく視聴は出来たのだが、
観終わったときに心に残るものがない。
それでいて、何か心にわだかまりのように引っ掛かるものは残る。
ラブコメなんてそんなものだと言われてしまえばそれまでだが・・・
おそらく、主人公以外が、
適材適所なところにいないし、志向してもいないというのが共感性を損失させてしまっているのかと思われる。
まず女性教師。主人公の前任特別指導者でありながら、
その任務を放棄して、担当する生徒に得意科目を活かせとやらかしてる。
これ、教師といえど社会人の組織なんだから、
教師失格の烙印押されるのではないか?
そのうえ実生活はポンコツだというのだから、社会人として自立できていないダメ人間じゃないか。
国語の天才で苦手な理科系志望女子。
別に天文学者を目指す必要は全くないじゃないか。
得意な文系科目を生かして、大学で司書や学芸員の資格総舐めにして、
お母さんとおなじように、ロマンチックに天体や星のことを語ればいいでしょうが。
水泳女子。
オリンピック狙えるほどの実力なら、大学水泳部に進む理由事態が全くない。どこぞのスイミングクラブに好条件で入るか、もし大学に進むにしても、諸手を挙げて歓迎してくれる強豪大学に行って心置きなく競泳に励めばいいだろうに。
心理学希望の理系女子。
それでいいじゃん。心理学自体は文系だけど、
得意な理科科目生かして医学部なりに進んで、理科的アプローチで精神医学を研究すればいいだけのこと。何を血迷ってんだか。
まあ唯一そうだよねって思われたのが、
浪人している1学年上の医学部志望女子。
父の診療所を継ぎたいなら、医学部以外の選択肢はない。
けれども。
物理学が苦手なだけなら、
数学や外国語の配点で点数稼げるから、何とでもなりそうなのに。
経済的問題で国公立1本?
学校選べば解決出来そうな気がする。
うん。
ハーレムラブコメをヌラヌラ楽しむ以前に、
このキャラ設定で、
入り込めなかったって訳だな。
残念。